4代目とどう違う?5代目スバル フォレスターの安全性能をチェック

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4代目とどう違う?5代目スバル フォレスターの安全性能をチェック

2019.12.15

2018年にフルモデルチェンジを果たし、好調に販売実績を伸ばしている5代目フォレスター。2019年6月には、リアシートへの荷物などの置き忘れを知らせるリヤシートリマインダーや、新色マグネタイトグレー・メタリックの追加、ライセンスランプにLEDランプを標準装備といった一部改良も受けています。今回は5代目フォレスターが持つ安全性能を全方位的に見ていきながら解説していきます。



■取り回しがしやすく、視界も広い




4代目とどう違う?5代目スバル フォレスターの安全性能をチェック


フルモデルチェンジにより、ボディーが拡大され、4代目の全長4,610mm×全幅1,795㎜×全高1,715㎜から、全長4,625mm×全幅1,815㎜×全高1,715㎜と堂々たるボディサイズとなった5代目ですが、取り回しの良さや、運転のしやすさは、従来モデルと変わらず良好です。取り回しの良さにつながる最小回転は5.4mと前モデルから0.1mの増加に抑えており、全幅の拡大を感じさせません。


運転席に乗り込むと、非常に視界が広いのも特徴です。前後左右どのウインドウからでも約1mのものが視認できることを条件として設計されており、フロントウインドウ、ドアウインドウ、リアドアガラスなども大きく感じ、Aピラーも太すぎず立ち上がり気味の角度に調整してあるため、運転中の視界を邪魔しません。ちなみにこの1mという高さは4歳児の平均身長を想定して、設定されています。またドアミラーとAピラーの間に小窓が設けられているため、右折時に巻き込んでしまう位置に子供がいてもしっかり確認できます。


また、新世代プラットフォームSGP(スバル・グローバル・プラットフォーム)を採用したことにより、ボディーとシャーシの剛性が従来比の1.4〜2倍になり、加えてサスペンションなどの足回りの改良やステアリングにVGRステアリングギアボックスを採用したことで、直進安定性や操舵応答性が高められています。


それに加え、適切な運転姿勢を保ちやすいシートを装備し、メーターディスプレイ、マルチファンクションディスプレイを適切な表示に設定するなどの工夫によって視線の移動を最小限に抑えることで、運転時の疲労を軽減しています。




■予防安全性能、アイサイトも進化







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スバルのお家芸、アイサイトももちろん4代目から進化を遂げています。従来のプリクラッシュブレーキ、全車速追従式クルーズコントロール、車線逸脱抑制制御の機能性向上に加えて、操舵支援を行ってくれるアイサイト・ツーリングアシストと後退時自動ブレーキシステムが追加されています。

さらに、フロント・サイド・リアの各所にカメラを設置し、運転支援や視界の拡大を行ってくれるアイサイトセイフティプラスも用意され、予防安全技術はさらに高まっています。


アイサイトセイフティプラスのなかでも、特筆すべき装備がドライバーモニタリングシステム。これはスバルに初採用された機能です。マルチファンクションディスプレイの上部に備えられたカメラによって、ドライバーの目をモニタニングするシステムで、目が継続的に閉じられたり、よそ見をしている状態のときに、警告を発し、居眠り運転やわき見運転を予防してくれます。居眠り運転の検知時には、同乗者にも注意喚起を行うようになっており、クルマに乗っている方全員で、事故を予防できます。


ちなみに、このシステムをつかったおもてなし機能として、顔認証システムによる、ドライバーの認識があります。従来ではメモリー機能によって、各ドライバーが自分自身で操作していた、シートポジションやドアミラー角度の調整をフォレスターが行ってくれます。1台のクルマを複数人で使うファミリー層には非常にうれしい機能です。




■乗客も歩行者も全員守る、衝突安全




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以上の予防安全機能に加えて、万が一の事故に備えた衝突安全も備わっています。SGPの採用によりボディー構造を最適化し、超高張力鋼板を適切に配置して、使用する範囲も拡大することで、前面・側面・後方すべての衝突安全性能を向上させています。それに加え、フロントフレームなどの必要な箇所には、プレス時に強度を高める焼き入れ処理を施したホットスタンプ材を使用することにより、乗員の保護性能を飛躍的に向上させています。


また、世界的に見ても歩行者の死亡率が高い日本の交通環境に合わせて、歩行者保護エアバックを全車標準装備。フロントガラスからAピラーの下端までをエアバックで覆うことで、万が一の歩行者事故の際にも、歩行者の頭部へのダメージを軽減します。これに加えて、ドライバーの下肢を保護するSRSニーエアバックや、シートベルトにロッキングタンクを採用し、ハードの面からしっかりと乗員を守れるクルマになっています。これらの機能は5代目で初採用となった機能で、4代目から衝突安全性能も高められています。



フルモデルチェンジを受けて、ワンランク上の質感となった5代目は、安全面やドライバビリティにおいても、ランクを上げました。運転がしやすく、安全に大きな配慮をされているフォレスターは、運転者と歩行者のどちらも、安心の安全装備を備えています。

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