2代目フォード・エクスプローラーってどんなクルマ?

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2代目フォード・エクスプローラーってどんなクルマ?

2018.04.17

エクスプローラーの歴史


[caption id="attachment_5005" align="alignnone" width="640"] ※イメージ画像[/caption]

フォードがエクスプローラーという名前のモデルを世に出したのは、19903月のことでした。すでに販売されていたフォード・ブロンコの後を継ぐ形で発表されたエクスプローラーは、シボレー・S-10 ブレイザーや、ジープ・チェロキーの対抗馬として開発された、北米市場ではミッドサイズSUVに分類されるモデルです。


初代エクスプローラーは、同時期に販売されていたフォードのピックアップトラックであるレンジャーと、車台をはじめとする様々なパーツが共用されていました。また、2ドアモデルは、北米市場においてナバホの名でOEM車としてマツダブランドより販売されていました。初代エクスプローラーは、1990年から1994年まで生産されることになります。


エクスプローラーは、1994年にフルモデルチェンジし、2代目へと生まれ変わりました。初代から比べると別のクルマとも思えるほどのドラスティックな変化が施されました。


2代目エクスプローラーはこんなクルマ!


2代目エクスプローラーで最も印象的なのは、やはりそのエクステリアデザインでしょう。直線を基調としたスクエアデザインが特徴だった初代エクスプローラーに対し、2代目ではデザイナーであるボブ・アイキンスの手による曲線基調のオーバルデザインが採用されました。


これは、エクスプローラーだけに限った話ではなく、当時のフォード全体の流れでもありました。フォードのエンブレムはオーバル型ですが、これを自社のアイデンティティとし、次世代のフォード車をオーバルデザインで統一しようとしたのです。このオーバルデザインには、その優れた空力特性による燃費性能向上やドライバビリティの向上なども期待されました。流線型のデザインが空力特性に優れていることはすでに理解されていましたが、技術的な問題で大量生産に向いていませんでしたが、生産技術の向上により市販車でもそうしたデザインが導入しやすくなったという背景もあります。


2代目エクスプローラーには、初代同様3ドアと5ドアのモデルが用意されました。ボディサイズは3ドアが全長4536mm×全幅1778mm×全高1702mm5ドアが全長4826mm×全幅1778mm×全高1702mmと初代に比べ全長が拡大されました。


心臓部には4リットルV6気筒OHVエンジンが初代同様搭載されていましたが、後に4リットルV6気筒SOHCエンジンと、5リットルV8気筒OHVエンジンが追加されました。組み合わされるトランスミッションには、5MT4MTが採用され、後に5ATも追加されました。


日本市場でも引き続き販売がされ、1996年からは右ハンドルモデルも導入されました。また、北米仕様は手動の折りたたみ式ミラーでしたが、日本仕様社は電動格納ミラーが標準で装備されるなど、日本市場へも積極的にアプローチされたモデルでした。そお一方で、3ドアモデルはその使い勝手の悪さから1997年で輸入が中止されてしまいました。



初代エクスプローラーはもはや希少車?


2代目エクスプローラーはモデル自体の優秀さもさることながら、日本へのローカライズも積極的だったことから、国内市場でも人気を博しました。現在でも中古市場では多くの2代目エクスプローラーを見ることができます。程度にもよりますが、50万円以下のモデルも存在するなど、比較的入手しやすいのが特徴です。

実際には自動車税や重量税といった税金やガソリン代などの維持費、そして非常に大きなボディがハードルになりますが、往年のアメリカを感じることのできる名車として、魅力的な1台と言えるでしょう。

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