トヨタ RAV4の初代から5代目までの歴史を振り返る

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トヨタ RAV4の初代から5代目までの歴史を振り返る

2021.11.10

トヨタの大人気SUVであるRAV4は、現在のクロスオーバーSUV人気の基礎を築いたモデルと言えるでしょう。


今でこそたくさんの車種が存在するカテゴリーではありますが、初代の登場当時は画期的で、SUVが乗用車感覚のクルマとして広く受け入れられるきっかけとなりました。


そんなRAV4の初代から現行型5代目までの歴史を紹介していきます。



■モノコックボディ採用!乗用車感覚で乗れる元祖クロスオーバーSUVとして誕生した初代



トヨタ RAV4の初代から5代目までの歴史を振り返る

※画像は3代目RAV4です。


初代RAV4は1994年5月に発売されました。


当時のコンパクト4WDモデルといえば、スズキ エスクード(1988年登場)やダイハツ ロッキー(1990年登場)といった、ラダーフレームにパートタイム4WDという本格的なクロスカントリーのメカニズムを採用したのに対し、RAV4は一般的な乗用車と同じモノコックボディにFF(前輪駆動)ベースのフルタイム式4WDを採用したオンロード重視のメカニズムで登場しました。


丸みのある柔らかな曲線で構成された親しみやすくカジュアルな外観に、大型のプロテクションモールや高い車高、16インチのホイールなどオフロードでのパフォーマンスをイメージさせる大胆なデザイン、そしてオフロードでの走行にも十分対応した新開発のサスペンションや、メカニカルデフロック機構(MT車)の採用もトピックとなり、多くの若者に支持され大ヒットとなりました。



■海外市場を意識しボディサイズを拡大。居住性が大きく向上した2代目



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※画像は3代目RAV4です。


シティユースがメインのクロスオーバーSUVという新しいジャンルを切り拓いたRAV4は、2000年5月に2代目へとフルモデルチェンジ。


新しいRAV4は海外市場での商品性向上を目的に、ボディサイズを一回り大きくし、居住性をより一層向上させました。


エクステリア(外装)は初代のイメージを継承しつつ、より上質でモダンなデザインに生まれ変わりました。


エンジンは新開発の2.0L 直噴ガソリン(4WD車)と1.8L ガソリン(FF車)を用意。


サスペンションは前後共新設計とし、走り、経済性、居住性など全面的なブラッシュアップでRAV4の魅力を高めました。



■上質でモダンな内外装とパワフルなエンジン、使い勝手の良い荷室でファミリーにも最適な3代目



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海外市場を意識した2代目が成功し、すっかりグローバルモデルへと成長したRAV4。


3代目は2005年11月に発売されました。


3代目は「世界中のオンロードでもオフロードでも快適な移動を可能とした、活動的に思いのままに行動できるカーライフを提案する新たなSUV」をコンセプトに開発されました。


新開発のプラットフォームを採用するとともに、エンジン、トランスミッション、サスペンション、ブレーキを一新し、基本性能を高めることでクルマとしての価値をワンランク高めつつ、都会でも映えるモダンで洗練されたデザインと、使い勝手の良い広々とした快適な室内空間を両立。


セダンやミニバンから乗り換えるユーザーのニーズにも十分応えるよう設計されています。


エンジンは新採用の2.4Lガソリンエンジンで、トランスミッションは7速スポーツシーケンシャルシフトマチック付スーパーCVT-i、4WDモデルには走行状況に応じて適切な前後トルク配分を行う アクティブトルクコントロール4WDを採用しています。


スーパーチルトダウン機構を採用した6:4分割可倒式リアシートにより、荷室フロアをフラット化できますし、荷室の床下など多彩な収納スペースがあり、ファミリーでの移動やレジャーにも最適なモデルです。


また左右独立温度コントロール式オートエアコンの採用など、ロングドライブでの快適性も大きく向上しています。



■日本市場には導入されなかった4代目



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※画像は3代目RAV4です。


4代目RAV4は、北米で2013年1月に発売され、大人気となりました。


日本では同じプラットフォームを採用する3代目ハリアーが日本専用モデルとして発売されたこともあり、国内には導入されませんでした。


エンジンは2.5Lに置き換えられ、トランスミッションは6速ATが採用されるなど、商品力をさらに高めています。



■力強いスタイリングと新採用のメカニズム搭載で帰ってきた5代目



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日本で再び販売されるようになった5代目RAV4は、2019年4月に発売開始となりました。


5代目の開発コンセプトは「SUVらしい力強さと使用性へのきめ細かな配慮を兼ね備えた4WD」というもので、エクステリアは初代から続いてきた都会的で洗練されたスタイリングというよりも、SUVらしい力強いイメージが強くなりました。


デザインに関しては、シティユースをメインに想定したXやGといったグレードと、よりオフロードイメージを強くしたアドベンチャーでデザインが異なり、好みに合わせて選べるよう設定されています。


エンジンは2.0L 直4直噴ガソリンエンジンと2.5L ハイブリッドシステムを用意。


ガソリン車の4WD機構にはダイナミックトルクベクタリングAWDを世界初採用し、走行状況に応じて前後だけでなく後輪トルクを左右独立で制御するシステムで、ドライバーの狙い通りのラインを安定した姿勢で駆け抜ける高い旋回性能を実現しています。


ハイブリッド車の4WDシステムは後輪をモーター駆動とするE-Fourが採用されていますが、後輪の最大トルクを増加させる新制御とすることで操縦安定性を高め、悪路での安定した走りを実現しています。


トヨタ最新の予防安全パッケージ Toyota Safety Sense(トヨタセーフティセンス)を全車標準装備とし、安全機能も最新モデルとして充実しています。


RAV4は都会でもアウトドアレジャーでも活躍できる高性能SUVとして、初代から大きな進化を遂げてきました。


視点の高いSUVは女性でも運転しやすいですし、3代目からはファミリーカーとしての使い勝手が大きく向上していますので、子育て世代の方々にもおすすめです。



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