新型(6代目)レガシィ アウトバック、5代目と比べてどう変わった?

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新型(6代目)レガシィ アウトバック、5代目と比べてどう変わった?

2021.11.01

2021年10月7日、日本仕様の新型レガシィ アウトバック(6代目)が発表されました。


もともとレガシィの派生車種として誕生したアウトバック(当初はレガシィ グランドワゴンという名称)ですが、現在はレガシィの名を冠する唯一の車種として、またスバルのフラッグシップクロスオーバーSUVとしてラインアップされています。


さて、この新しいアウトバックはどんなモデルなのでしょうか。


先代から進化したポイントを中心に解説していきます。

※画像はすべて先代モデルです。



■ダイナミックで力強いデザインに生まれ変わったエクステリア



新型(6代目)レガシィ アウトバック、5代目と比べてどう変わった?


先代アウトバックには、スバルのフラッグシップモデルにふさわしい質感や機能性を、バランスの取れた美しいデザインで表現するというコンセプトが与えられ、スバルモデルの特徴であるヘキサゴングリルとホークアイヘッドランプの組み合わせというエクステリア(外装)になっています。


新型アウトバックにもこのコンセプトが継承されましたが、さらに大型化したグリル開口部を中心にダイナミックな造形に進化しました。


全体的に厚みのあるパネル構成で、フロント下部は力強い造形に生まれ変わり、SUVらしさがさらに強調されています。


サイドビューはボディパネル面に厚みとボリューム感を持たせ、安心感やタフさを表現しています。


リアビューも立体感を強調したリアコンビネーションランプで頼もしさ、そして先進的でシャープなイメージを表現しています。


新型アウトバックのボディサイズは全長4,870mm×全幅1,875mm×全高1,675mm(リミテッド EX)、ホイールベースは2,745mm、最低地上高は213mmです。


このサイズは先代最終モデルより全長50mm、全幅35mm、全高は70mm(X-BREAKは15mm)拡大しています。


ホイールベースは同じで、最低地上高は13mm高くなりました。



■開放感と先進性がより強調された新型のインテリア



新型(6代目)レガシィ アウトバック、5代目と比べてどう変わった?


先代アウトバックのインテリア(内装)はコンフォート&スポーティというコンセプトで、上質さを求めつつ、スポーティなドライバーズエリアとインフォテインメントの愉しさを提供することを目指してデザインされていました。


メーターは立体感のある筒型2眼メーターにマルチインフォメーションディスプレイという組み合わせです。


新型アウトバックは、伸びやかな連続造形で開放感を表現したアッパーエリアと、適度な包まれ感を演出したロアエリアとのコンビネーションが特徴のデザインとなっています。


メーターは12.3インチのフル液晶タイプで先進的になり、インパネ中央には11.6インチの大型ディスプレイが備わり、タブレットライクで直感的な操作が可能です。


またリミテッド EXグレードにオプションで高級なナッパレザーの本革シートが用意されたり、Xブレイク EXには撥水ポリウレタンシートが標準装備など、質感や機能性の向上が図られています。



■ダウンサイジングターボで性能、経済性が向上したパワートレイン



新型(6代目)レガシィ アウトバック、5代目と比べてどう変わった?


先代アウトバックに搭載されていたのは2.5L 水平対向4気筒DOHCガソリンNAエンジンで、最高出力は129kW(175PS)/5,800rpm、最大トルクは235Nm(24.0kgm)/4,000rpm、トランスミッションはリニアトロニック(6速マニュアルモード付CVT)で、WLTCモード燃費は12.6km/Lというスペックです。


新型アウトバックには新しく1.8L 水平対向4気筒DOHC直噴ターボエンジンが搭載されました。


最高出力は130kW(177PS)/5,200〜5,600rpm、最大トルクは300Nm(30.6kgm)/1,600〜3,600rpm、トランスミッションはリニアトロニックが8速マニュアルモードとなりました。


WLTCモード燃費は13.0km/Lとなります。


この新しいエンジンの特徴は、先代より排気量を縮小したにもかかわらず1,600rpmという低回転から300Nmの太いトルクを発生させることです。


ターボエンジンですが先代と同様、レギュラーガソリン仕様のままで、さらに燃費もわずかながら向上させています。


また新型アウトバックはプラットフォームをスバルグローバルプラットフォームに刷新。


そしてボディ全体の骨格連続性を高めるフルインナーフレーム構造や、微小な変形を抑える構造用接着剤などを採用することで、さらに高剛性化と軽量化を実現し、上質な走りと運転する愉しさを与えるハンドリング性能を提供しています。



■進化したアイサイトでフラッグシップモデルにふさわしい安全性能が与えられた



新型(6代目)レガシィ アウトバック、5代目と比べてどう変わった?


先代アウトバックで採用されていたスバルの安全運転支援システムEyeSight(アイサイト)ver.3。


こちらはカラー認識も実現した先進的なシステムですが、新型アウトバックではさらに進化した新世代アイサイトを全車標準装備としています。


このシステムは、広角化した新開発のステレオカメラに加えて、前後4つのレーダーを組み合わせることで360度センシングを実現しています。


これにより、たとえば見通しの悪い交差点や店舗の駐車場から出庫する際に、前側方から接近する車両を検知し、警告とブレーキ制御を行う前側方プリクラッシュブレーキや、見通しの悪い交差点などで車両を検知すると、センターインフォメーションディスプレイにインジケーターで通知する前側方警戒アシストといった機能が付加されています。


さらに新型アウトバックには、高精度マップを活用した新開発の高度運転支援システム、アイサイトXも全車標準装備としています。


アイサイトXはGPSや準天頂衛星システムみちびきなどからの情報と、車線単位の道路情報を持つ3D高精度地図データを組み合わせることで自車位置を正確に把握し、運転支援機能を大幅に拡張する機能です(一定の条件を満たした自動車専用道路で使用できます)。


たとえば一定の条件を満たすと渋滞時にステアリングから手を放すことが可能となる渋滞時ハンズオフアシストや、進入するカーブの曲率に合わせて適切な速度に制御するカーブ前速度制御、料金所の手前でETCゲートを安全に通過できる速度まで自動で減速する料金所前速度制御、高速走行時にドライバーが方向指示器を操作するだけでステアリングを制御し、車線変更のアシストをしてくれるアクティブレーンチェンジアシストなどがあり、快適なロングドライブをサポートしてくれます。


新型アウトバックは、スバルのフラッグシップSUVにふさわしい堂々とした存在感や高級感、先進的な装備や充実した安全機能が特徴です。


上質なデザインと装備が特徴のリミテッド EXは429万円、アクティブなフィールドで思い切り趣味を楽しめる機能的なXブレイク EXは414万7000円です。



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