クロカン4駆でワイルドに行こう!

お気に入りの中古車一覧

SUVバイヤーズコラム

クロカン4駆でワイルドに行こう!

2022.04.16

電子制御技術が進歩した現在、ヨンクのほとんどは通常は2WDで走り、必要なときに4輪にトルクを配分して走破性を高める「スタンバイ式」が主流です。


それに4WDの低速モードを備えれば、鬼に金棒、あらゆる悪路に分け入ることができます。


とはいえ、4WDの高速と低速を切り替えるためにはトランスファー(副変速機)が必要で、装備すると車両は重く、燃費も悪化してしまいます。


そのため、現代ではトランスファーを備えるモデルは少なくなっています。


とはいえ、ヨンクのタフさの象徴として、冒険の相棒としてあえてトランスファーを備えたモデルを、あえて選ぶユーザーも少なくありません。


ここでは、そんなトランスファーを備えるクロカン4駆を紹介しましょう。



■軽自動車で本格クロカン四駆はスズキ ジムニーだけ!



クロカン4駆でワイルドに行こう!


パートタイム4WDのオフローダーと言えば、ジムニーを抜きに語ることはできないでしょう。


1970年に軽自動車初の本格クロカン4WDとして登場して以来、世界中で愛されてきたモデルで、ラダーフレーム、FRレイアウト、手動副変速機(トランスファー)によるパートタイム4WDという伝統のメカニズムを採用し続けています。


ボディサイズは、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,725mmで、最低地上高は205mm、エンジンは660cc 直3ガソリンターボ、トランスミッションは5速MTもしくは4速ATという組み合わせです。


通常のトランスミッションレバーの手前にグリップ式のトランスファーレバーがあり、2H(2WD)、4H(4WD高速)、4L(4WD低速)のモード切り替えを手動で行います。



ジムニーの中古車情報を見てみる


ジムニーシエラの中古車情報を見てみる



■いま日本で買える唯一の国産ピックアップトラック トヨタ ハイラックス



クロカン4駆でワイルドに行こう!


トヨタ ハイラックスは、現在新車で買える唯一の国産ピックアップトラックです。


2020年にマイナーチェンジが行われ、フルサイズのタンドラやタコマに似た顔つきになりました。


ボディサイズは、全長5,340mm×全幅1,855mm×全高1,800mm(Z・Xグレード)とかなり迫力のある大きさです。


最低地上高は215mm、乗車定員は5名です。


エンジンは2.4L 直4ディーゼルターボで、トランスミッションは6速AT。


駆動方式の切り替えは、インパネ中央の運転席寄りにあるダイヤル式トランスファー切替スイッチで行います。


モードはH2、H4、L4で、H4かL4を選択した場合、4輪のうちひとつが空転するとその車輪にブレーキをかけることでほかの車輪に駆動力を配分し、走行安定性を高める「アクティブトラクションコントロール」が搭載されています。


ピックアップトラックは、その特殊さゆえに日本ではマイナーな存在ですが、世界的には洋の東西を問わず人気のカテゴリーで、ハイラックスも世界180以上の国で販売されています。



ハイラックスの中古車情報を見てみる



■世界のあらゆるオフロードを走破してきた陸の王者 トヨタ ランドクルーザー



クロカン4駆でワイルドに行こう!


世界のあらゆる過酷な道路を走り続け、60年以上も愛されてきた本格オフローダーの絶対的な王者、それがランドクルーザーです。


現行モデルであるランドクルーザー300系は、納車まで4年以上も掛かりますが、先代モデルである200系は中古車市場で探すことができます。


200系のボディサイズは、全長4,950mm×全幅1,980mm×全高1,880mm(ZXは1,870mm)で、最低地上高は225mm、乗車定員はGXが5名、その他が8名となっています。


ランドクルーザー200系最終モデルのエンジンは4.6L V8ガソリンNAで、トランスミッションは6速ATの組み合わせ。


フルタイム4WDにトランスファーを備え、ダイヤル切り替えによって4Hと4Lを選択することができます。


それにくわえて路面の状況に応じてトラクションやブレーキを最適に制御する「マルチテレインセレクト」や、ステアリング操作のみで極低速走行が可能な「クロールコントロール」、リアのデフを固定して直結状態にする「デフロック」など、クロカン性能を高める贅沢な装備が搭載されているのも、高級オフローダーならではと言えますね。



ランドクルーザーの中古車情報を見てみる



■ランクルでは大きすぎるという方にぴったり トヨタ ランドクルーザー プラド



クロカン4駆でワイルドに行こう!


プラドはランドクルーザーファミリーのライト系乗用車として、1984年に登場したモデルです。


ランクルの本格的な悪路走破性を持ちながら、より使いやすいボディサイズと洗練されたデザインが人気です。


ボディサイズは、全長4,825mm×全幅1,885mm×全高1,850mm(TZ-Gは1,835mm)、最低地上高は220mm、乗車定員は5名もしくは7名となります。


エンジンは2.8L 直4ディーゼルターボと、2.7L 直4ガソリンNAの2種類をラインアップ。


トランスミッションは、いずれも6速ATです。


トランスファーの切り替えはランクル同様ダイヤル式で、ディーゼルモデルはL4とH4、ガソリンはH4F(4WDフリー)、H4L(4WD高速センターデフロック)、L4L(4WDセンターデフロック)のモードが選べます。



ランドクルーザープラドの中古車情報を見てみる



■カジュアルなデザインが魅力!トヨタ FJクルーザー



クロカン4駆でワイルドに行こう!


FJクルーザーは2010年〜2018年まで発売されていた本格クロカンです。


ポップなカラーや、2トーンルーフ、観音扉を備えたリアドアなど、個性的なデザインが魅力で、クロカン4駆の無骨さに+αでカジュアルさも兼ね備えているのが特徴です。


ボディサイズは、全長4,635mm×全幅1,905mm×全高1,840mm、最低地上高は230mm、乗車定員は5名となります。


プラドよりコンパクトですが、存在感は抜群です。


エンジンは4.0L V6ガソリンNAを搭載。


トランスミッションは5速ATです。


トランスファーの切り替えはレバーで行い、H2(2輪駆動モード)、H4(4輪駆動ハイモード)、L4(4輪駆動ローモード)を選択可能。


H4は氷雪路や砂地などの滑りやすい路面、L4は急な坂道や泥ねい地などで大きな駆動力を必要とする際に適しています。


さらにメーカーオプションに、L4で低速走行中、スリップを起こした車輪にブレーキをかけて駆動力を確保するアクティブトラクションコントロールを用意。


それに加え、リヤデフロックがオフロードパッケージに標準装備、その他のグレードにメーカーオプションとして設定されるなど、さまざまな悪路に対応できる一台となっています。



FJクルーザーの中古車情報を見てみる



■ジープ伝統のワイルドなスタイルが魅力 ジープ ラングラー



クロカン4駆でワイルドに行こう!


ラングラーは、クライスラーのジープブランドが提供する本格クロカン4WDです。


丸型ヘッドライト、7スロットグリル、台形ホイールアーチなど、ひと目でジープとわかるアイコニックなデザインにラダーフレーム構造を備えたオフロードモデルです。


ボディサイズは、全長4,870mm×全幅1,895mm×全高1,845mm(アンリミテッド サハラ 2.0L)で、最低地上高は200mm、乗車定員は5名です。


エンジンは2.0L 直4DOHCターボが用意され、トランスミッションは8速ATとなります。


トランスファーは通常のセレクターレバーの左側にあるグリップ式のレバーで切り替えます。


モードは2H、4H AUTO(オン・オフロード問わずに使用できるフルタイムモード)、4H PART TIME(4WD高速・雪道や未舗装路で使用)、4L(4WD低速)が用意され、さまざまなシュチエーションに対応します。



ラングラーの中古車情報を見てみる


ラングラーアンリミテッドの中古車情報を見てみる



ローギヤードの4Lモードやデフロックといったメカニズムは、通常走行時にまず使用することはありません。


本格的なオフロードコースを走ったり、かなり深い雪のなかなど、日本では特殊なシチュエーションで必要になるだけです。


とはいえ、そんな転ばぬ先のツエが、ユーザー心理をくすぐるのも事実。


とんでもないラフロードを通過するため、トランスファーを操作する。


そんな“儀式“があるのもまた、クロカン4駆の大きな魅力なのです。



SUVバイヤーズコラムの一覧に戻る

買取&下取強化中!
査定もお気軽にご依頼ください!

トップへ戻る