進化したうれしい4つの要素 スズキ ワゴンR
2020.10.26
軽自動車の歴史を塗り替えたエポックメイク的な名車。それがスズキ ワゴンRです。
「クルマよりも楽しいクルマ」というキャッチフレーズを掲げて1993年にデビューすると、またたく間に人気となり、一大旋風を巻き起こしました。
以降ワゴンRは、スズキの代名詞的な軽自動車としてモデルチェンジを重ねながら生産を継続。
現在は、2017年に登場した6代目のワゴンRへと進化を遂げています。
その進化の過程では、1.0Lのエンジンを搭載し軽自動車規格を飛び出したワゴンR+(プラス)やワゴンRワイド、さらには1.3Lエンジンを載せたワゴンRソリオなども登場。
またレギュラーのワゴンRよりも個性的な顔立ちをもつワゴンRスティングレーもラインナップに加わり、こちらはワゴンRとともに現在も販売が継続されています。
■進化その1:環境にやさしいクルマへ
現行のワゴンRには、「FA」「ハイブリッドFX」「ハイブリッドFZ」の3種類があり、そのうち「ハイブリッドFX」と「ハイブリッドFZ」で、マイルドハイブリッドを採用しています。
発電効率に優れたISG(モーター機能付発電機)によって減速時のエネルギーを利用して発電し、アイドリングストップ車専用鉛バッテリーと専用リチウムイオンバッテリーに充電。
その電力を活かして加速時にはモーターでエンジンをアシストし、燃費の向上に貢献します。
またアイドリングストップシステムは、アイドリングストップ時からエンジンを再始動すると、ISGのスターターモーター機能によりギアの噛み込み音がなく静かでスムーズなエンジンの再始動が行なえるようになっています。
パワートレインは、さまざまな熱効率向上技術を採用した新開発のR06D型エンジンを採用。
エネルギーを無駄なく引き出して、日常使いから高速道路まで幅広い速度域で高い燃費性能とスムーズな走りを実現しています。
そこに組み合わせるのは軽量化と高効率化を実現した新開発のCVTで、こちらも燃費向上に大きく貢献。
低速から中速域にかけてはショックが少なくスムーズな加速が味わえます。
燃費は、ベーシックグレードである「FA」の5MTモデルで24.8km/L(2WD)、「ハイブリッドFX」と「ハイブリッドFZ」は25.2km/L(2WD)となっています。
※いずれもWLTCモード 優れた燃費が高い環境性能を生み出しているのが最新型のワゴンRの魅力といえるでしょう。
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※価格は支払総額
■進化その2:軽自動車であることを忘れてしまいそうなほど快適な室内
前席は、運転席と助手席の座面がフラットなベンチシート形状を採用(CVT車)。
ヒップポイント地上高を635mmに設定することで、乗り降りもしやすくなっています。
インパネは、センターにメーターを配置してワイドな視界を確保しました。
室内空間は、室内高1,265mm、室内長は軽ワゴンナンバー1の2,450mmを誇っています。
前後左右も高さもゆとりのある室内は、大人4人が乗ってもゆったりとくつろげるほど。
後席は前後独立でスライド調整可能となっており、最後部にセットすれば足を伸ばして座ることができます。
この室内には、フルオートエアコンや運転席&助手席シートヒーター、プレミアムUV&IRカットガラス、キーレスプッシュスタートシステム、電動格納式リモコンドアミラーといった快適装備も採用されています。
荷室は、荷室幅1,180mm。
開口部の高さは840mmと低床で、荷物の積み下ろしも容易です。
分割可倒式の後部座席は荷室側からでもワンタッチで倒すことができ、人と荷物に合わせて自由なシートアレンジを可能としています。
ほかにもドアポケットをはじめ随所に散りばめられた便利な収納スペースや、助手席に取り付けられたショッピングフック、ベビーカーを立てたまま荷室に積めるラゲッジアンダーボックス、助手席の下に付くシートアンダーボックスなど、工夫を凝らした収納スペースなども居心地の良い室内空間を生み出すのに貢献しています。
■進化その3:安全性能のカギは基本性能
ドライバーの感じる視界の良さ、運転しやすく疲れにくいポジション、操作しやすく見やすいインパネレイアウトなど、安全性能の基本となる適正なドライビングポジションもワゴンRでは、こだわって設計されています。
また予防安全には、安心して楽しく運転してほしいというスズキの思想が生み出した予防安全技術の「スズキ セーフティ サポート」が採用されています。
事故を未然に防ぎ万がいちの際でも安全を確保するため技術は、車線からのはみ出しを予防する”車線逸脱警報機能”、眠気などによるふらつきを予防する”ふらつき警報機能”、見えない場所を映し出す”全方位モニター”、視線を動かさずに欲しい情報が見られる”ヘッドアップディスプレイ”、クルマだけでなく人にも作動する衝突被害軽減ブレーキの”デュアルセンサーブレーキサポート”、踏み間違いによる急発進を回避する”ご発進抑制機能”、後退時にも自動でブレーキが作動する”後退時ブレーキサポート”など、多岐にわたります。
そのほかにも、後続車に急ブレーキを知らせる”エマージェンシーストップシグナル”や、坂道でも安心して発進できる”ヒルホールドコントロール(CVT車)”、走行中の安定性を高める”ESP(車両走行安定補助システム)”など、スズキの誇る最新の安全技術がワゴンRにはしっかりと詰め込まれているのです。
■進化その4:優れた基本骨格が高性能のヒミツ
ワゴンRが採用するHEARTECT(ハーテクト)は、屈曲した骨格をなめらかにつなぎ、サスペンション部品も骨格部品の一部として利用することで、理想の骨格構造を実現したものです。
これにより、軽量かつ高剛性のプラットフォームが完成。
同時に部品の配置を最適化したことにより、広い室内空間や荷室スペースなども確保できるようになりました。
スズキの誇る最新技術を惜しみなく投入し、進化を遂げた6代目ワゴンRは、あらゆる面で性能のブラッシュアップが行われたモデルです。
人気はスライドドアのミニバンタイプに押され気味ですが、真の実力ではこちらが上。
スライドドアにこだわりのないユーザーには、おすすめの軽自動車なのです。