白、黒、グレーはもう飽きた。SUVの個性は色で表現しよう
2020.12.04
クルマの購入を検討する際、ボディカラーをどうするかで悩むことはありませんか?
白、黒、グレーは人気色なので、中古車でも探しやすく、リセールも期待できるというメリットもあります。
でも、あまりにも巷にあふれているので面白くありません。
そんななかここ数年のマツダ製SUVは、美しいデザインを引き立てる特徴的な赤で大人気です。
ボディカラーは、クルマの個性と特徴、オーナーの個性を表現する大切な要素のひとつ。
そこでボディカラーから、代表的なSUVをピックアップしてみました。
あなたがSUVに乗るなら、何色にしますか?
■ややコンサバ、選びやすいブルー系
ブルーはアクティブなイメージの強いSUVに人気のカラーです。
明るいブルーは活発な印象、濃いブルーは落ち着いた印象が強くなりますね。
レクサス RXの「ディープブルーマイカ」は、深みのあるブルーで、RXの造形美がよりくっきりと浮かび上がります。
軽やかな色合いのスーツを着こなすようなイメージで颯爽と乗りたいですね。
他にもマツダ CX-5、トヨタ C-HR、スバル フォレスター、トヨタ RAV4、レクサス UX/NX、スバル XV、日産 エクストレイル(オーテック専用)にもブルー系のカラーが設定されています。
■本当は何色なんですか?スバルのグレー
ブルーつながりでもう1台、スバル XVには「クールグレーカーキ」というカラーが設定されており、XVの人気色となっています。
このカラー、名前にカーキが付いていますが、見た目には薄いブルーグレーです。
最近のSUVで流行りつつある、いわゆる“くすんだ色”で、淡い色合いなのになぜか目を引く不思議な色です。
■ひと口に赤と言ってもメーカーごとに異なるレッド系
レッドはほとんどの車種に設定されているカラーで、スタイリッシュなSUVには、おしなべてよく似合います。
ですが、同じレッドでも、日産 エクストレイルはソリッド、マツダは深みのあるメタリック系といった具合に、モデル、メーカーによって、まったく異なります。
ダイハツ ロッキーのイメージカラー「コンパーノレッド」は、光が当たると朱色に輝く、深みのある赤。
ダイハツが初めて手がけた小型車「コンパーノ」に由来するカラーで、赤好きな人はもちろん、特徴的な色を選びたい方にもぜひおすすめしたいですね。
他にもレクサス、マツダ、三菱などは、SUVラインアップのほぼ全車にレッド系が設定されています。
■注目度抜群!駐車場でも目立つオレンジ系
オレンジは、単に目立つだけでなく、遊び心と開放的な気分にさせてくれるカラーで、サイズやクラスを問わずSUVのアクティブなイメージにマッチします。
日産 エクストレイルの「プレミアムコロナオレンジ」は、陰影がはっきり現れる艶やかかつ深みのあるメタリックカラーです。
街なかで出会うと印象強いカラーですが、よく見れば車両から浮いた感じもなく、かといって没個性でもない。
不思議なほどエクストレイルのデザインにしっくり馴染んでいます。
他にもレクサス UX/NX、スバル XV/フォレスターなどにオレンジ系の設定がありました。
■都会のクロスオーバーにマッチするブラウン(茶)系
若い人に敬遠されがちなブラウン系ですが、スタイリッシュなSUVなら若い人が乗ってもカッコよくきまります。
なかでもおすすめは、ハリアー(3代目)のマイナーチェンジ前に設定されていた「ダークブラウンメタリック」。
深いブラウンメタリックは、大人のシブさを演出し、都会的なハリアーにベストマッチのカラーです。
ほとんど見かけない色なので、人とは違うハリアーに乗りたい方にもオススメです。
他には、レクサスUX/RX、日産 エクストレイルなどにブラウン系があります。
■都会からアウトドアまで、どこでも馴染むカーキ系
ミリタリーイメージもあるカーキですが、メタリックであれば上質でこだわりのある雰囲気に、ソリッドであれば力強い雰囲気になります。
トヨタ RAV4に設定される「アーバンカーキ」は、アドベンチャー(Adventure)グレード専用色で、アウトドアでアクティブに活動できるイメージ。
ツートーンではルーフをホワイトにすることで、それに都会的な雰囲気をプラスしています。
RAV4のスタイリングにもマッチするカラーは、力強を強調したい方にぴったりです。
他には、レクサスUX/RX/NX、スバル フォレスター、ホンダ ヴェゼルなどにメタリック系カーキ、スズキ ジムニーにソリッド系カーキが設定されます。
■この色ならSUVもスポーツカー的イメージになる?イエロー系
イエローははっきりした色になりますので、個性をストレートに伝えることができるでしょう。
スポーティなイメージが強いので、スタイリッシュなクーペスタイルのSUVによく似合います。
そんなスタイリッシュなコンパクトSUVの代表、日産 ジュークには、明るくソリッドな「サンライトイエロー」と、メタリックの「メローゴールド」が設定されていました。
サンライトイエローは、ジュークの個性的なスタイリングに合わせると、ボリューム感たっぷりのフェンダーがさらにくっきりと浮かび上がります。
まさにジュークのために作られたカラー。
ボンネットストライプでアクセントを加えれば、レーシーで遊び心のある1台に仕上がります!
いっぽうメローゴールドに代表されるゴールドカラーは、ジュークの他、エクストレイル、スバル XV、ホンダ ヴェゼル(ハイブリッドX特別仕様車限定色)などが設定。
いずれも落ち着いた雰囲気を漂わせる色合いで、いろいろな年齢層の方が乗っても違和感のないカラーになっています。
■日本では馴染みの薄いブロンズ系
ゴールドのでもなく、ブラウンでもない、なんとも言えないホンダ ヴェゼル「シナモンブロンズ・メタリック」。
カッパーとブロンズカラーの中間のような色合いは、明るいところで見るとややピングゴールドのようにも見える、さりげなく上品かつ個性的なカラーです。
2016年2月〜2018年1月まで生産のヴェゼルに設定されていた希少カラーでもあります。
■ありそうで少ない。それがパープル系
ちょっとやんちゃなイメージのパープル系は、各メーカーごとに設定がありそうなものですが、じつはとても少ないカラーです。
そんななかSUVの代表は、日産 ジュークに設定されていた「ミッドナイトパープルⅣ」です。
プレミアムパーソナライズパッケージ限定色として用意されたカラーは、スカイラインR34 GT-Rに設定された「ミッドナイトパープルⅢ」を再現したものでした。
見る角度によって赤紫や青紫、赤やオレンジに色が変わる大胆でスポーティなカラーは、昼でも夜でも、またどこに行っても目立つこと間違いなしです。
他には、初代スズキ ハスラーにムーンライトバイオレットパールメタリックが設定されていました。
■SUVに優しいイメージを。ピンク系
※画像は同色のフィットです。
こちらもSUVでは数少ない、ピンク系。
代表は、ホンダ ヴェゼルの「ルージュアメジストメタリック」です。
ローズピンクのような艶やかで深みのある色合いは、ヴェゼルの都会的なイメージを引き立ててくれます。
レクサスが、ミドルクラスのRXとコンパクトのNXに異なるブルーを設定しているように、自動車メーカーは本当にさまざまなボディカラーを、それぞれクルマのために用意しています。
白、黒、グレーは賢い選択ですが、中古車でも数百万円の高い買い物ですかが、お気に入りのカラーをぜひ見つけていただきたいと思います。
気になるボディカラーを中古車で探す場合は、好きな色が見つかっても、装備や条件が合わなかったりすると買った後に後悔してしまいますから、中古車販売店の担当者に希望のボディカラーを伝えて、条件に合う個体が出たら連絡してもらうよう手配しておくと、良い個体に出会えると思いますよ。