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日産エクストレイル20X 4WD 3列シート車試乗インプレ

2019.05.08

 

日産のSUVといえばエクストレイル 。悪路の走破性だけでなくオンロードでの走行性も高められた3代目は一体どんな乗り味なのでしょうか?チェックしてみました。

 

 

3代目 日産 エクストレイルの基本をおさらい

 

3代目となる日産エクストレイルは、2013年12月に登場しました。従来モデルから防水加工のインテリアや高い悪路走破性などのタフギアは引き継いでいるものの、先代までの直線的でマッチョなスタイリングから、曲線を多用したモダンでシャープなデザインとなりました。

 

またシーンを選ばない走行性能を向上させるため、世界初採用となるシャシー制御技術を搭載しています。搭載されているパワートレインは最高出力147ps、最大トルク207Nmを発生する2.0Lガソリンエンジンとこのガソリンエンジンに最高出力41PS、最大トルク160Nmを発生するモーターを組み合わせたハイブリッドシステムの2種類が用意されています。

 

 

燃費性能はJC08モード燃費で、ガソリン車が16.0〜16.4km/L、ハイブリッド車が20〜20.8km/Lを実現しています。駆動方式は二輪駆動と四輪駆動が用意され、トランスミッションは全車CVTが採用されています。ミドルサイズSUVとしては珍しく2列シート5人乗りに加えて、ガソリン車に3列シート7人乗りを設定しています。今回試乗したのは、7人乗りのガソリン車20Xです。

 

 

 

スタイリングとインテリアはどんな感じ?

 

3代目エクストレイルの外観デザインは従来モデルの「ガンガン使い倒す道具」としての力強さを継承しながら、先進感あふれるモチーフを随所に施し「進化したギア」に仕立ててられています。

 

従来の骨太なスタイルから、高い機能性やダイナミックな走りを予感させるしっかりとしたスタンス、そしてシャープなラインがSUVとしての存在感を表現しています。

 

さらにグリルからエンジンフードに繋がる「Vモーションシェープ」といった日産車共通のデザイン要素を採用。また、旧型エクストレイルでフロントやリアスタイルに隠されていたXのモチーフは3代目でもDピラーやライティングシグネチャーに融合させて表現しています。

 

エクストレイルのインテリアはシートやフロア、ラゲージなどにアウトドアに欠かせない防水性能など従来モデルで高く評価されてきた機能性を向上させ、さらに細部にわたる質感を高めています。

 

 

インストルメントパネルからドアトリムにつながる伸びやかな水平基調のラインは羽ばたく鳥をモチーフとして、開放感溢れる室内空間を表現しています。タフギアで知られているエクストレイルですが、幾何学パターンで先進感を演出するジオメタリカルフィニッシャーをはじめ、各所にシルバー加飾の素材を採用することで、高い質感も実現しています。

 

 

コックピットの中央にはマルチインフォメーションディスプレイを設置し、シャシー制御の作動状況や4WDのトルク配分などが見やすいカラーで確認することができます。

 

 

 

エンジンやパワートレインを試乗チェック!

 

エクストレイルは2.0Lガソリン車とハイブリッド車の2種類がありますが、今回は2.0Lガソリン車のみに設定されている3列シートの4WD車に試乗しました。搭載されている2.0Lガソリンエンジンは最高出力147ps、最大トルク207Nmを発生します。

 

パワフルながら燃費性能はJC08モードで15.6km/Lという十分満足できる数値です。スムーズな加速と高い静粛性が特徴ですが、これには大幅に改良が加えられたトランスミッションCVTが大きく影響しています。

 

従来のCVTから10%燃費性能を向上させただけでなく、高速道路の料金所や本線合流など加速が必要なシーンで、アクセルを踏み込むと車速の伸びに合わせて、エンジンの回転数を上昇させます。

 

その際にCVTで発生しがちな不必要なエンジン回転数の上昇や停滞感を抑えることで、ダイレクトな加速を味わえるのです。アクセルペダルに対しての反応も鋭く、運転していて非常に快適です。

 

 

 

足回りはどんな感じ?

 

 

 

エクストレイルのサスペンション形状は駆動方式に関わらずフロントがストラット式、そしてリアはマルチリンク式と共通です。

 

3代目エクストレイルは優れた乗り心地と走行安定性を実現させるために、世界初のシャシー制御技術アクティブライドコントロール、アクティブエンジンブレーキに加えて、コーナリングスタビリティアシストを採用。アクティブライドコントロールで、クルマの上下の動きを予測し、エンジンとブレーキを制御し、荒れた路面などでの車体振動を抑えてくれます。

 

カーブを曲がるときやブレーキを掛けたときに、エンジンブレーキをかけることで、ドライバーのブレーキ操作を軽減してくるのが、アクティブエンジンブレーキです。そして、コーナリングスタビリティアシストは山道などでドライバーのハンドル操作やアクセル、ブレーキ操作に基づき、4輪それぞれのブレーキを制御し、車両の動きを滑らかにして、安定したコーナリングを可能としてくれています。

 

先代モデルでは悪路走行性の高さに注目が集まりましたが、新技術によって3代目はオンロードの走行安定性もさらに向上し、注目されています。

 

今回は3列シート車に試乗しましたが、正直サードシートは緊急用と割り切ったほうが良いでしょう。お子さんなら大丈夫ですが、大人が長時間移動するには難しいと言えるでしょう。

 

 

燃費性能というとハイブリッド車に注目が集まりがちですが、2.0Lのガソリンエンジンも非常にポテンシャルが高く、優れた燃費性能を発揮します。手頃な価格でエクストレイルを手に入れたいという人にはガソリンエンジン車がオススメでしょう。

 

高い静粛性を求める方にはハイブリッド車がピッタリと考えられます。エクストレイルの駆動方式は2WDと4WDがありますが、オススメは断然4WD車です。

 

インテリジェント4WDと呼ばれるエクストレイルの4WDシステムは懸念される燃費悪化は最小限に抑えられている一方で、路面状況に左右されない走行安定性は優れています。雪道だけでなく、濡れた路面での安心感も抜群です。

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