多人数乗車SUV、CX-8のライバルはSUV?

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多人数乗車SUV、CX-8のライバルはSUV?

2021.04.02

ミニバンに変わる新たなファミリーカーの選択肢として、3列シートの多人数乗車SUVが注目を集めています。


特にマツダ CX-8は、3列目の快適性や上質感のある内外装、優れたドライバビリティなど、完成度の高さで群を抜いた存在ですが、死角はないのでしょうか?


CX-8を多角的にチェックして、各ポイントにおけるライバルの特徴と比較しみましょう。



■優れた環境性能/クリーンディーゼルvsハイブリッド



多人数乗車SUV、CX-8のライバルはSUV?


マツダのSUVにおける魅力のひとつは、クリーンディーゼルが選べることです。


マツダ独自の技術による低圧縮クリーンディーゼルは、静かで振動も少なくとても快適で、かつディーゼル特有のパワフルな走りを楽しめて燃費も良いときています。


三拍子そろった、まさにCX-8にふさわしいパワーユニットです。


いっぽうで日本においては、環境に良くて低燃費といえばハイブリッドで、ほとんどのSUVに採用されています。


CX-8と同クラスで言えば、ハリアーのハイブリッドモデルがライバルになるでしょう。


モーターによる力強い走りと高い効率で作動させるガソリンエンジンの組み合わせは、渋滞の多い都市部やワインディングの多い山間部でも、その走りの良さを実感できます。


WLTCモード燃費は、CX-8に搭載される2.2L 直4クリーンディーゼルエンジンが2WDで15.8km/L、4WDは15.4km/L。


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ハリアーハイブリッドは、2WDで22.3km/L、4WD(E-Four)で21.6km/Lとなります。


単純に燃費の数値で比較するとハリアーのほうが優れていますが、CX-8は2WDが337万7,000円〜、4WDが361万円〜、いっぽうハリアーハイブリッドは2WDが358万円〜、4WDが380万円〜という価格設定。


車両価格と、燃料の違い(軽油とガソリン)を考慮すると、年間の走行距離にもよりますが、CX-8のほうが経済的であると言えそうです。


日本は軽油が余っていて輸出さえしていることを考えると、環境性能という観点でもCX-8にもっと注目が集まっても良いのではないでしょうか。



■上質なセカンドシート(キャプテンシート)



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CX-8の2列目シートは、ベンチシート(7人乗り)かキャプテンシート(6人乗り)を選ぶことができます。


キャプテンシートのメリットは、幅の広くゆったりとしたシート設計ができるということと、シート間を通って3列目にアクセスできるということです(※セカンドシートコンソールボックスのあるトップグレードは、シート間の移動は不可)。


キャプテンシートを持つSUVは、日本国内では他にレクサス RX450hLとデリカ D:5のみ。


車両価格はレクサス RX450hLが796万円〜と飛び抜けて高くなるので、実質的なライバルはデリカ D:5です。


それぞれの価格は、デリカ D:5が401万5000円(Gグレード)〜、CX-8はガソリンの2WDが344万5200円(25S PROACTIVE)〜、デリカD:5と同じクリーンディーゼルの4WDでも、406万4500円(XD PROACTIVE)〜となっています。


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SUVと言っても両車のキャラクターが大きく異なりデリカ D:5はオフロードも走れるミニバンというコンセプトで、スライドドアや高い室内高というミニバンならではのパッケージングと機能を備えつつ、本格的なオフロード走行にも対応した高い悪路走破性が自慢のモデルです。


対してCX-8は、オンロードでの安定したハンドリング性能や走りの楽しさを優先するなら2WDという選択もアリでしょう。



■7人乗りのライバルはミニバンパッケージのSUV



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国産で7人乗りが選べるSUVは、それほど多くありません。


現在新車で販売されているモデルでは、前述のレクサス RXの他に、トヨタ ランドクルーザープラド、日産 エクストレイルが挙げられます。


ただし、すでに生産が終了したモデルであれば、スバル エクシーガ クロスオーバー7があります。


こちらはスバルの3列シートミニバン(といってもステーションワゴンの背を高くしたようなスタイル)であるエクシーガと、SUVを融合したクロスオーバーモデルで、2015年〜2018年まで販売されていました。


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水平対向エンジン+4WDという独特のパワートレインにシンメトリカルAWDが生み出す安定した走りや、スバルならではの先進安全運転支援技術が特徴で、ミニバンほど野暮じゃないスタイリッシュでモダンなデザインも魅力のひとつでしょう。


エクシーガ クロスオーバー7の中古車相場は約120〜210万円。


2018年まで販売されていたため、それほど古いモデルではありませんから、7人乗りということでお探しの方は検討してみるのはいかがでしょうか。



■高級感のある室内



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高級SUVといえば、『元祖プレミアムSUV』であるトヨタ ハリアーです。


CX-8もハリアーも、装備の充実した新車価格約400万円となるそれぞれの上級グレードで比較してみます。


まずCX-8のガソリンモデル、25S L パッケージ(399万9600円:2WD)の装備ですが、19インチ高輝度ダーク塗装アルミホイール、LEDヘッドランプ、LEDフォグランプ、メタルウッド/サテンクロームメッキデコレーションパネル、10.25インチセンターディスプレイ、レザーシート、ボーズサウンドシステム+10スピーカー、運転席10Wayパワーシート、ハンズフリーパワーリフトゲート、アダプティブ・ヘッドライト、全車速追従機能付アダプティブ・クルーズ・コントロールがおもな装備です。


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いっぽうハリアーは、Zグレード(393万円:2WD)は、19インチ高輝度シルバー塗装アルミホイール、プロジェクター式LEDヘッドランプ、LEDフォグランプ、メタルラッチ加飾付インストルメントパネル、8インチセンターディスプレイ、ファブリック+合成皮革シート、6スピーカー、運転席8Wayパワーシート、パワーバックドア、アダプティブハイビームシステム、全車速追従機能付レーダークルーズコントロールと、ほぼ似た装備内容です。


どちらも装備が充実し、先進安全運転支援機能もしっかり搭載されています。


これはかなり頭を悩ませそうですね。



■中古価格帯のライバルは?



多人数乗車SUV、CX-8のライバルはSUV?


CX-8の中古車相場価格帯は約230〜450万円です。


同価格帯のSUVは多数選べると思いますが、たとえばレクサスNXであれば約230〜550万円、輸入モデルだと初代メルセデス GLAで約180〜400万円といったところです。


NXはレクサスならではのスポーティなデザインや高級感が楽しめますし、GLAは高級車メーカーならではのしっかりした作り込みと安全性、ブランドのステータス性が魅力となります。


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しかしどちらもサイズはコンパクトで、居住性はCX-8に比べると劣ってしまいます。


CX-8は内外装や装備の高級感、先進メカニズムによる動力性能、美しい魂動デザイン、キャプテンシートも選べる居住性などどれを取っても、この価格帯ではトップクラスの性能、魅力があるモデルです。


なかでも6人乗りの25S L パッケージは、CX-8の魅力を最大限に引き出した非常にコストパフォーマンスの高いモデルです。


ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。



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