レクサス製SUV。ツウはシルバー系に乗っている!?

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レクサス製SUV。ツウはシルバー系に乗っている!?

2021.03.13

国内の高級車を牽引するレクサスには、シルバー系のボディカラーが数多くラインナップされています。


無難で落ち着いたイメージのあるシルバー塗色を、レクサスはなぜ多くラインアップしているのでしょうか。


レクサスがシルバーにこだわる理由と、その思いを紐解いてみました。



■レクサスがシルバーにこだわるワケ



レクサス製SUV。ツウはシルバー系に乗っている!?


レクサスが設立されたのは1989年で、日本に導入されたのはそれから約15年が経過した2005年のことでした。


当時のブランドロゴは、まだゴールドを基調としたものでした。


ブランドロゴがゴールドからプラチナムに変更されたのは2013年で、ブランドイメージも洗練された精悍なものに生まれ変わりました。


レクサス=プラチナム(シルバー)という印象が強くなったのも、このころからです。


また、2012年デビューの4代目GSではスピンドルグリルを初採用。


レクサスの顔を統一し、順次全車種のモデルチェンジが図られます。


その過程で、カタログ表紙に採用されるボディカラーがすべてシルバー系統で統一されました。


自動車ブランドには、それぞれのテーマカラーや、ユーザー真っ先に挙げるイメージカラーが存在します。


フェラーリの赤、BMWの白のように、色からブランドイメージを想像させる手法は、他メーカーでもみられるものです。


まだ、他メーカーの色に染まらず、レクサスのイメージをしっかりと伝えてくれる色がシルバーだったのでしょう。


レクサス独自の技術を使ったシルバーカラーは、これまでのダサいなどのマイナスイメージを払拭し、レクサスを象徴するものとなりました。


レクサス製SUV。ツウはシルバー系に乗っている!?


実際の販売現場でも、レクサスのシルバーはよく売れるという声を多く耳にします。


一般的に愛車にシルバーを選ぶのは年齢層の高い方々ですが、レクサスでは若年層でも積極的にシルバーを選んでいくようです。


各車種のカラーラインアップを見ても、シルバー系が占める割合が高く、複数色のシルバーが設定されているクルマを多く見ます。


さらに昨年(2020年)に発表された新型LSでは、銀影ラスターという輝きの強いシルバーカラーを新開発。


レクサスにとってシルバーは、ブランドを象徴する色であり、もっとも大切な色のひとつになっているといっても過言ではないように思います。



■シルバー系を美しく見せる独自のソニック技術



レクサス製SUV。ツウはシルバー系に乗っている!?


レクサスのシルバーカラーを支える、独自の塗装技術があります。


それがソニック技術です。


色を表現する塗装膜を、デザインと機能の2層構造としたこの技法では、デザイン層を乾燥させて塗料の体積を収縮させることにより、マイカ粒子(高輝材)の並びを整え、滑らかな質感と強い反射による陰影を実現しています。


このソニック技術は、ソニックチタニウムのほか、ソニックシルバー(LCのみ)、ソニックイリジウム(IS)、ダークグレー系のソニッククロムのほか、白系のソニッククォーツでも採用。


今後のレクサスカラーラインナップで、主力になっていく塗装技術なのです。



■レクサスSUVモデルのシルバーラインアップ



レクサス製SUV。ツウはシルバー系に乗っている!?


レクサスSUVにもシルバーカラーは豊富に用意されています。


下記には、車種別のシルバー・グレー系の色を一覧にしました。



・UX(全11色)

マーキュリーグレーマイカ〈1H9〉

プラチナムシルバーメタリック〈1J4〉

ソニックチタニウム〈1J7〉


・NX(全9色)

マーキュリーグレーマイカ〈1H9〉

ソニックチタニウム〈1J7〉


・RX(全11色)

ソニックチタニウム〈1J7〉

アイスエクリュマイカメタリック〈4X8〉


・LX(全5色)

ソニックチタニウム〈1J7〉



UXとNXに採用されているマーキュリーグレーマイカは、輝度が小さく、シックなグレーの色味です。


レクサスセダンでも多く採用されるこの色は、深みと落ち着き感を醸し出しています。


UXに採用されるプラチナムシルバーメタリックは、レクサスシルバーのなかでも長い歴史を持つ色。


HSやRX、ISなど多くのクルマに採用されてきました。


初代シルバーのプレミアムシルバーよりも輝きを強くし、より滑らかな表面が、塗装の質感をより高く表現しています。


UX、NX、RX、LXと、レクサスSUVすべてに使用されるシルバーが、ソニックチタニウムです。


2013年にフルモデルチェンジしたISから採用されたこの色は、従来のシルバーよりも、生の金属感を強くし、重厚で滑らかな質感を出しています。


若干黄色みを帯びており、光の当たり方や見る角度により、様々な色を見せてくれるボディカラーです。


RXに採用されているのがアイスエクリュマイカメタリックです。


銀色のシルバーではなく、白に近いシルバー系の塗色となっています。


淡くゴールドのようにも見えるボディカラーは、上品で、気高く見えるでしょう。


レクサス製SUV。ツウはシルバー系に乗っている!?


このほかに各SUVモデルに用意されているカーキ系のテレーンカーキマイカメタリック〈6X4〉を加えると、カラーラインアップの1/3〜2/5がシルバー系で占められていることになるのです。


ブランドイメージを構築するカラーであり、レクサス車の魅力を引き上げるシルバー系ボディカラーは、今後より人気が高まってゆくであろう注目のカラーとなっています。



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