ランドローバー ディスカバリー5のインテリアを紹介
2019.07.11
ディスカバリーのインテリアは、ただのSUVでもなく、ただの3列シートの7人乗りフルサイズ車でもない、ランドローバーの伝統と最新の装備を備えた、道を選ばないプレミアムオフローダーとなっています。そこで今回は、初代から続く機能性100％の道具感から、メルセデスやBMWのSUVにも負けない高級感さえ身につけた現行ディスカバリーのインテリアに注目してみたいと思います。
インテリアデザイン
屈強なクロカンスタイルから脱却したエクステリアと同様に、インテリアもクロカンらしさを主張することはなく、強力なエンジンやどんな道でも走破する足回りを持つ、ランドローバーであることすら忘れてしまいそうなラグジュアリーな空間となっています。
ディスカバリーのインテリアはレンジローバーにも負けない質感で、エクステンデッドレザーのシートも飛び抜けて上質な仕上がりとなっています。さらに「ダイナミックデザインパック」を選ぶと3種類のカラーを選べるウィンザーレザーを採用し、コントラストステッチやマイクロパイピングなどの上質なディテールで仕上げたシート。アルミニウムのセンタースタックサイドレールと、特長的なチタンメッシュトリムフィニッシャー。さらに専用のプレミアムカーペットマット、ブライトフィニッシュパドルシフト。そしてアルミニウムスポーツペダルがインテリアをいっそう引き立てます。もっとクロカンイメージが欲しいという方にはぴったりの仕様となります。
また、10インチのタッチスクリーンディスプレイを備えたインパネは、水平と垂直のラインが交差して力強いデザインとなっており、レザーやウッド、メタルなどの素材で上質感を演出しています。
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※価格は支払総額
快適性と利便性
2列目シートは3人がけで、3列目シートもレッグスペースをしっかり確保できており、大人でも楽に座ることができます。さらに、リモートインテリジェントシートフォールド機能を使えば、タッチスクリーンのほか、スマートフォンのアプリを使ってシートが展開できます。例えば2、3列目に乗員がいないときに、このタッチスクリーンを操作して、ヘッドレストをたたんで後方視界を確保することが出来ます。
また、3列目シートを利用した状態であっても258Lのラゲッジスペース(ラゲッジ容量)を確保。タッチスクリーン操作で2列目、3列目も電動で静かに格納され、最大で2,406Lまで拡大。大量の荷物を積み込むこともできます。しかし、標準は5人乗りで、サードシートは約30万円のオプション設定となっています。
そのラゲッジルーム(荷室)に荷物を入れる時には、テールゲートもハンズフリーで開閉が可能です。おまけに乗降時にはオートマチックアクセスハイトが、車高を低くしてくれるという「おもてなし」があります。また、細かいところでは、車内のどの座席でも充電用のUSBソケットが用意されており、現代人にとってありがたい心遣いです。
インテリアのその他の機能
シートの機能としては、HSEでは1列目と2列目に「ヒーター付外側シート」を選択可能。さらに、HSEとHSE ラグジュアリーでは、1列目と2列目に「ヒーター&クーラー付外側シート」、クラス初の「ヒーター付3列目シート」もオプションで装備できます。運転席と助手席の乗員は、各自が好みのシート温度をタッチスクリーンで設定でき、もう我慢しないで快適に過ごす事が出来ます。
さらに、HSE ラグジュアリーでは「マッサージ機能付のフロントシート」をオプションで用意し、運転席と助手席の両方から、タッチスクリーンで個別のプログラムを選択でき、それぞれが強さの異なる5つのプログラムで、リラックスしてロングドライブも楽しむことができます。
また、HSEではオプション装備となるが、HSE ラグジュアリーでは標準装備となる、大人気の「パノラミックルーフ」により、すべての座席で自然光があふれる開放的な室内を演出。ダークティンテッド強化ガラスを採用することにより、快適な車内温度を維持しながら陽射しから乗員とインテリア空間を保護。電動インテリアブラインドも装備されており、プライバシーも守ってくれます。
最近のクルマには標準装備になりつつある、ドライバーや同乗者の健康を考えたオプションの「イオン空気清浄テクノロジー」。アレルギー物質、空気中の細菌、臭いを低減。車内の空気をきれいにし、空気中の微粒子をイオン化して表面に吸い付かせ、いつでも車内を心地よい空気で満たすことで、どんな環境下であっても外気より快適な空間となります。
屈強なクロカン4WDからマルチパーパスなSUVへと生まれ変わりモダンなルックスとなったディスカバリー5。外観からは無骨さが失われましたが、悪路走破性能は従来モデルを凌ぎ、快適さも手に入れた贅沢なSUVです。
