ハイブリッドモデルのコンパクトSUV、なにで選ぶ?
2020.01.31
ここ数年、SUVが流行するにつれて、ミニバンやセダン、ハッチバックからの乗り換えユーザーが増えています。
コンパクトSUVは、若者からベテランまで幅広く支持され、各メーカーもさまざまなモデルを投入。なかでもコンパクトクラスのハイブリッドモデルは、SUVの欠点である燃費の問題を解消し、なおかつ乗りやすいサイズで人気です。
ここでは、現在販売されているハイブリッドSUV各車の個性を見て行きましょう。
■デザイン、燃費で選ぶならC-HR
2016年にトヨタの次世代世界戦略車として発表され、2019年10月にマイナーチェンジを受けたC-HR。
全長4,385㎜×全幅1,795㎜×全高1,550㎜のボディサイズで、ハイブリッドシステムは1.8Lガソリンエンジンにモーターを組み合わせたリダクション機構付のTHS IIを搭載。
エンジン72kW(98PS)、モーター53kW(72PS)の最高出力で、総合的なシステム出力は90kW(122PS)となっています。
JC08モード燃費は30.4km/Lとクラス最高レベルを達成しています。
人気のC-HRは、ボディ前方と後方を絞り込み、中央部を膨らませるダイヤモンド型の造形に、クーペスタイルを彷彿とさせるサイドビューによって、SUVの腰高感を感じさせず塊感を高めています。
PRこの記事に関連するクルマ
UX
UX250h Fスポーツ
359.9 万円
DATE
UX
UX200 特別仕様車 Fスポーツ エモーショナル エクスプ
439.9 万円
DATE
UX
UX250h 特別仕様車 アーバンエレガンス
389.9 万円
DATE
UX
UX250h Fスポーツ
419.9 万円
DATE
UX
UX200 特別仕様車 アーバンエレガンス
324.9 万円
DATE
UX
UX250h バージョンL
352.9 万円
DATE
UX
UX250h バージョンL
382.9 万円
UX
UX250h Fスポーツ
424.9 万円
UX
UX250h バージョンC
329.9 万円
DATE
UX
UX200 バージョンC
279.9 万円
※価格は支払総額
■コスパで選ぶならヴェゼル
ホンダが2013年に発表したヴェゼルは、現在のコンパクトSUV戦国時代を切り開いた、パイオニア的存在です。
全長4,330㎜×全幅1,770㎜×全高1,605㎜のボディサイズに、1.5Lガソリンエンジン+モーターのハイブリッドシステムを搭載しています。
最高出力はエンジンが97kW(132PS)、モーターが22kW(29.5PS)で、システム出力は112kW(152PS)。
燃費性能は、JC08モード燃費で27.0km/Lをマークします。
ベースグレードのハイブリッド ホンダセンシングの車両本体価格は、250万5555円~。
ライバル車と比べて、10万円以上低い設定です。
それでいて、先進安全装備や内装の質感などは、ライバルに見劣りするということもありません。
高い燃費性能と、車両本体価格の低さによる、最高のコストパフォーマンスが、ヴェゼルの人気を支えています。
■高級感で選ぶならUX
レクサスが、2018年に発表したコンパクトSUVがUXです。
C-HRと同じプラットフォームを使いながらも、全長4,495㎜×全幅1,840㎜×全高1,540㎜とボディサイズは少し大きめ。
ハイブリッドシステムは、最高出力107kW(146PS)の2.0Lガソリンエンジンと、107kW(146PS)のモーターという構成で、システム出力は135kW(184PS)。
JC08モード燃費は27.0㎞/Lです。
レクサス最小のSUVながら、特徴的なスピンドルグリル、ライト類の造形や塗装品質の高さ、エクステリアの細かな部分には空力対策を施すなど、さすがレクサスと感嘆してしまいます。
インテリアは、落ち着いた空間。
コクピット周辺に配置されるボタン類の操作性も高く、触り心地、押し心地などの細かな感触にも気を配っています。
視覚、触覚、聴覚すべてに心地よいクルマとして作られており、ロードノイズ、エンジン音、ドアの開閉音にいたるまで、ブランドの名に恥じない高級感のあるコンパクトSUVです。
■走行性能で選ぶならXV
スバル XVは、2010年にインプレッサXVとしてデビュー。
2017年に発売された現行型は、3代目にあたり、ハイブリッドモデルは2018年に追加されました。
コンパクトSUVのなかでは背が低く、ツーリングワゴン的なスタイリングのボディサイズは、全長4,465㎜×全幅1,800㎜×全高1,550㎜。
ハイブリッドシステムのe-BOXERは、2.0Lガソリンエンジンを中心としたシンメトリカルAWDにモーターを統合したもの。
2019年11月に、一部改良が施され、2.0Lモデルはe-BOXERに統一され、これまでのアドバンスに加え、2.0e-L アイサイトと2.0e-S アイサイトというグレードが追加されました。
また今回の改良では、X-MODE に雪道や砂利道など滑りやすい道を走行する時に使用する「SNOW・DIRT」、深雪やぬかるみといったタイヤが埋まってしまうような道を走行する時に使用する「DEEP SNOW・MUD」のという2つのモードを選択可能とし、走破性能が高まっています。
基本骨格のスバルグローバルプラットフォームにより、XVはその恩恵を受け、背の低いセダンやワゴンを運転しているような、爽快な乗り味に仕上がっています。
人気のコンパクトSUVだからこそ、各メーカーが力を入れ車両開発を行っています。それぞれの特色を理解して、自分のスタイルに合ったコンパクトSUVを選んでいきましょう。