トヨタ アクアはGグレードを基準に考えたい

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トヨタ アクアはGグレードを基準に考えたい

2020.10.23

2011年に発売されたハイブリッド専用車のトヨタ アクアは、5ナンバーサイズのコンパクトなボディに1.5Lの小型ハイブリッドシステムを搭載し、WLTCモードで29.8km/L(グレード:L)という世界トップクラスの燃費性能と、スタイリッシュなデザインが好評で、発売から8年が経過した2020年になっても月間販売台数ランキングで上位に入る人気モデルです。


そんなアクアのグレード別装備や価格について解説しましょう。



■基本グレードは3つ



アクアのグレードは、下から順にL(181万8,300円)、S(192万1,700円)、G(212万6,300円)という単純なもので、それぞれビジネスユース、実質的なエントリー、上級グレードというカラーとなっています。


これに、SUVテイストの装備が施されたクロスオーバーモデルのCrossover “Glam”(219万8,900円)と、スポーティモデルGR SPORT(244万900円)およびGR SPORT・17インチパッケージ(261万300円)が用意され、アクアのラインアップが構成されています。



■エントリーグレードの「L」はビジネス仕様?



アクアのエントリーグレードにあたるLは、必要最低限の装備で形成されたいわゆるビジネス仕様です。


ガラス類はフロントウインドウこそ他グレードと同じ高遮音性UVカットウインドシールドグリーンガラスですが、サイドはUVカットガラスでスーパーUVカット&撥水機能が省かれるほか、一般的なウォッシャー連動間欠タイプのワイパーに、リアワイパーもありません。


室内はステアリングがチルト調整のみとなり、メーターパネルにセットされるのは簡素なドライブモニター、フロントシートは4ウェイ調整式、リアシートは一体可倒式、スピーカーとパワーウインドウはフロントのみ。


さらに、アシストグリップ、買い物フック、コートフックの装備、ステアリング、カップホルダー、シフトノブ、レジスターノブ、パワーウィンドウスイッチベースなどの加飾が省かれて、車内はかなり殺風景な印象です。


またスマートエントリーパッケージやナビレディパッケージなど、乗用車として欲しい装備をオプションでも選択することができないため、かなり割り切った仕様です。



■実質的なエントリーグレード「S」



※画像はS スタイルブラックです。


Sグレードは、タイヤパンク応急修理キット(Lはスペアタイア)、スーパーUVカット/撥水機能付き高遮音性UVカットウインドシールドグリーンガラス、プライバシーUVカットガラス、時間調整式間欠フロントワイパー、リアワイパー、テレスコピック機能付きチルトステアリング、4.2インチマルチインフォメーションディスプレイ、運転席6ウェイアジャスター、アシストグリップ、買い物フック、コートフック、4スピーカー、助手席バニティミラー、シートバックポケットを標準装備。


※画像はS スタイルブラックです。


ステアリング、カップホルダー、シフトノブ、レジスターノブ、パワーウィンドウスイッチベースなどにはシルバー塗装やピアノブラック塗装、メッキ加飾が施され、シート素材は、Lよりも質の高いファブリック素材になります。


またフロントのヘッドレストは上下調整式となり、リアシートも6:4の分割式にアップグレードされます。


ただし、先進安全装備のToyota Safety Sense(4万4,000円)と、駐車時に便利なインテリジェントクリアランスソナー(2万8,600円)はオプションです。



■グレード解説:毎日使うなら最上級のGがおすすめ



トップグレードのGは、本革巻+シルバーステッチステアリングやスエード調ファブリックのシート、合成皮革巻きのインパネ助手席オーナメントなど、インテリアの上質感が格段に向上します。


Toyota Safety Senseやクリアランスソナーが標準で装備されるほか、ドアミラーはリバース連動機能付(助手席側)となり、安全装備が充実しているという点でも安心できます。


他グレードではパッケージオプションとなる「スマートエントリーパッケージ」もGでは標準装備です。


近年の新型モデルでは、こうした先進安全機能やスマートキーはほとんどが標準装備となっていますので、トップグレードとはいえ決して“豪華”な仕様というわけではなく、欲しい装備がきちんと付いているグレードと考えて良いでしょう。



■グレード解説:SUV風味のクロスオーバーはGがベース



派生モデルのCrossover “Glam”(クロスオーバー “グラム”)は、Gグレードがベース。


それに専用のバンパーやホイールアーチモールなど、エクステリア(外観)を力強いデザインに変更したほか、最低地上高は標準モデルに比べて30mm高い、170mmとしています。


そのほかメッキアウトサイドハンドル、合成皮革(ダークブラウン)+リボン加飾のシート、上部ブラック加飾シフトノブ、ダークブラウン助手席合成皮革オーナメント、ブラックインテリア、ナビレディパッケージ(Gではオプション設定)、6スピーカーなどを標準で装備。


ボディカラーには専用色も用意しています。


その高められた車高から、悪路走破性を高めたようにも見えますが、じつは装備の充実とSUVテイストをプラスすることで、プレミアム感を引き上げたモデルです。



■グレード解説:GRスポーツは2タイプ



トヨタのスポーツ専門ブランド「TOYOTA GAZOO Racing」が手がけるGRスポーツは、Gをベースにレーシーな雰囲気を盛り上げる専用装備が追加されたモデルです。


GRスポーツとGRスポーツ・17インチパッケージの2タイプが用意され、両車共通で専用のエアロパーツや内装デザインが与えられます。


くわえて、GRスポーツ・17インチパッケージには、名前のとおり17インチアルミホイールが装着(GRスポーツは16インチ)され、専用TFTタコメーターやアルミペダル、専用ブレーキキャリパー、ローダウンサスなど、よりスパルタンな仕様となっています。


アクアを検討するなら、先進予防安全装備やスマートエントリーが標準装備となるGグレードがおすすめ。


特別感を求める方は、Crossover “Glam”を選ぶと良いでしょう。



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