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ダカールラリーで活躍した日本のSUV

2020.08.03

「パリダカ」の愛称で親しまれているパリダカールラリーをルーツに持つダカールラリーは、世界一過酷なイベントとして知られています。

 

1979年のスタートから現在まで、さまざまなメーカーのさまざまなモデルが挑戦してきました。

 

そのなかから、市販車部門クラスを中心に素晴らしい活躍をした国産SUVをピックアップして紹介しましょう。

 

 

■ダカールラリーとは?


 

 

ダカールラリーは、1979年にスタート。

 

当初はフランスの首都パリを出発し、約1万2000キロ離れた西アフリカのゼネガルの首都ダカールまでをコースとしていたことから「パリダカールラリー」と呼ばれていました。

 

ところが1990年代に入ると、アフリカ諸国の治安悪化で、エントラントに予期せぬトラブルや事故が発生。

 

2008年には、通過国のひとつであるモーリタニアの治安悪化の影響で中止となり、翌2009年からは南米のアルゼンチン、チリ、ペールで開催。

 

しかし、南米でも治安の問題が発生し、2020年にはサウジアラビアへと舞台を移しました。

 

このラリーが世界一過酷と言われる理由は、その走行距離と大会期間の長さ、そしてなにより30−60%の完走率です。

 

年度によりルートが異なるため、一概には言えないものの、砂漠や乾燥した土地をメインとした8,000〜10,000キロのコースを、約2週間かけて走破します。

 

その1日の走行距離は500〜800キロ。

 

それゆえ「すべての完走者が勝者」と言われるほどなのです。

 

 

■日本におけるダカールラリーの先駆者、三菱 パジェロ


 

 

パジェロは、ダカールラリーを語るうえで欠かせないモデルです。

 

販売が開始された翌年の1983年からパリダカへの参戦を開始。

 

初参戦にして、市販車無改造T1クラスで優勝。

 

1985年には、プロトタイプクラスに参戦し、総合優勝。

 

その後、2009年のワークス撤退まで通算12回の総合優勝を飾ります。

 

三菱自動車とパジェロにとってパリダカでの活躍が、ヨーロッパを中心とした海外市場での人気のキッカケとなりました。

 

日本でパジェロとパリダカを密接に関係づけたのは、篠塚健次郎、増岡浩といった日本人ドライバーの存在でしょう。

 

篠塚は、俳優の夏木陽介とともに参戦した1986年を皮切りに、2002年に三菱自動車を退社するまで、1987年総合3位、1988年総合2位、1997年には総合優勝と、出場したほとんどの大会で好成績を記録。

 

増岡は、1987年から参戦を開始し、1990年の市販車無改造T2クラス優勝を皮切りに、1994年同T2クラス優勝、2002年、2003年にはパジェロエボリューションに愛車をチェンジして、総合優勝を獲得しました。

 

日本では販売を終了してしまったパジェロですが、過酷な環境でも走り抜くことができるタフで頼れるSUVとして、海外では販売が継続されています。

 

 

■市販車部門連覇記録更新中!トヨタ ランドクルーザー


 

 

陸の王者とも言われるランドクルーザーは、近年ダカールラリーで輝かしい戦歴を誇っています。

 

古くからワークスはもちろんプライベーターもランドクルーザーで参戦してきましたが、ランドクルーザーで参戦するワークスチームであるトヨタ自動車車体のチームは2020年に市販車部門7連覇という快挙を成し遂げました。

 

優れた信頼性と耐久性が世界で高く評価されているランドクルーザーですが、ダカールラリーという場でその印象は確実なものとなっています。

 

頼れるSUVが欲しいのならば、ランドクルーザーを選んでおけば間違いないでしょう。

 

 

■市販車部門優勝経験あり、日産 サファリ


 

日産 サファリ(輸出名パトロール)もダカールラリーで素晴らしい活躍をしたモデルです。

 

プライベーターを通じてパリダカに挑んだ日産 サファリは1987年にディーゼルクラスで優勝。

 

その後、エントリーのメイン車両をテラノにスイッチするも、2003年のワークス体制下で、セカンドチーム的にサファリを用意。

 

2004年には、市販車無改造クラスにおいて優勝を飾っています。

 

このワークス体制は、わずか3年に終了。

 

その後、日産はダカールラリーから離れています。

 

しかしサファリのダカールラリーでの活躍は、ランクルに並ぶ日本製SUVとして、多くの人の記憶に留められることになりました。

 

 

■番外編:縁の下の力持ち、三菱・デリカD:5


 

 

デリカD:5は、ダカールラリーに直接参戦したモデルではありません。

 

が、三菱のダカールラリーの活躍における縁の下の力持ちとして活躍しました。

 

2007年のダカールラリーに三菱自動車は、販売直前のデリカD :5をサポートカーとして投入します。

 

サポートカーはチームスタッフやメンテナンスに必要な機材を運びながら、ダカールラリーを同行しますから、競技車両ほどのスピードは求めらないものの、高い耐久性と悪路走破性が求められます。

 

そこに投入されたデリカD:5は、ノントラブルで大会期間を走り抜け、パジェロ7連覇に貢献しました。

 

 

■ダカールラリーで生き残ったモデルなら間違いなし


 

ダカールラリーは、その過酷な環境からドライバー、そしてマシンの耐久性と信頼性が試されるイベントです。

 

とくに市販車無改造部門は、市販モデルの性能を証明する格好の舞台ともなっています。

 

タフなSUVを求める方は、過酷なステージで鍛えられたモデルから愛車選びをしても面白いかもしれませんね。

 

 

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