ジャガー Eペイスってどんなクルマ?
2019.10.11
世界中の各自動車メーカーが力を注いでいるコンパクトSUV市場に、ジャガーが投入した Eペイス。ライバルひしめくコンパクトSUVカテゴリーのなかで、イギリスの高級自動車メーカーであるジャガーは、Eペイスにどんな個性を与え、ユーザーに訴求しているのでしょうか?
エクステリア
Fタイプや、XJ、XFといった、高級グランドツーリングカーに長年注力してきたジャガーが、パフォーマンスSUVと銘打ったFペイスを引っさげて市場に参入したのは2015年のことでした。
Eペイスは、それから2年後の2017年にワールドプレミアされたコンパクトパフォーマンスSUVです。
Fペイスの弟分とも言うべきEペイスは、レンジローバー イヴォークやディスカバリースポーツと共通のプラットフォームで、ボディサイズは全長4,410mm×全幅1,900mm×全高1,650mmと、全幅を除けばかなりコンパクトです。
Fタイプのイメージをまとわせたエクステリアデザインは、全体的に滑らかな曲線で構成されたスポーティなクーペスタイルに、サイドのプレスラインとグロスブラックのハニカムメッシュグリルによって、ボリューム感がありながらも引き締められた印象です。ホイールベースは2,681mm、最低地上高は204mmとなります。
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※価格は支払総額
インテリア
インテリア(内装)のコックピットは、ドライバーとパッセンジャーが明確にわかれたラップアラウンドデザインを基本に、スタイリッシュにまとめられています。
同時にダッシュボードやドアトリムは繊細な造り込み、さらにフロントガラスの隅にジャガーの親子をあしらったデザインを施したり、小物入れの内側がヒョウ柄の模様になっていたりと、随所に遊び心を感じるものとなっています。
シート表皮は、標準モデルではファブリック。オプションでレザーシートを選ぶことができます。望めば、シート表皮やステッチ、ヘッドライニングやダッシュボードまでコーディネイトすることで、自分好みのインテリアに仕上げることができます。
ラゲッジスペースは、最大577L(VDA方式)。6:4分割可倒式のリアシートを倒せば、1,234Lの容量を確保できます。またリアシートを倒したときのスペースは、最長で1,568mmの長尺物を載せることも可能です。
パワートレイン
Eペイスのパワーユニットは、出力の異なる3種類のガソリンエンジンと、1種類のディーゼルエンジンが用意されています。
ガソリンエンジンは、すべて2.0L直列4気筒ターボで、下からP200が、最高出力147kW(200PS)/5,500rpm、最大トルク320Nm(32.6kgm)/1,500rpm。P250は、最高出力183kW(249PS)/5,500rpm、最大トルク365Nm(37.2kgm)/1,300〜4,500rpm。もっとも出力の高いP300は、最高出力221kW(300PS)/5,500rpm、最大トルク400Nm(40.7kgm)/1,500〜2,000rpm。
唯一の2.0L直列4気筒直噴ディーゼルターボのD180は、最高出力132kW(180PS)/4,000rpm、最大トルクが430Nm(43.8kgm)/1,750〜2,500rpmとなります。
すべてのEペイスに搭載されるトランスミッションは、燃費効率と加速性能に優れた9速AT。駆動方式は、AWDとなり、電子制御式マルチプレートクラッチにより、前輪と後輪のトルク配分を高度に制御。すべての タイヤから最大のトラクションが得られるよう配分されます。
また、アクティブドライブラインテクノロジーは、通常の走行では後輪への駆動力を完全に遮断して効率を高めながら、AWDが必要な条件では約0.3秒で後輪に駆動力を伝達。さらに走行条件に応じて、リアの両クラッチを完全にロックすることで、デフロックと同じ効果を発揮します。
それぞれの燃費は、P200が10.7km/L、P250が11.2km/L、P300が10.9km/L、ディーゼルのD180が14.9km/L(いずれもJC08モード)となっています。
足回り
サスペンションは、フロントにマクファーソンストラット、リアにインテグラルリンクストラットという構成。オプションのアダプティブダイナミクスは、1秒間に100回の調整を行う電子制御式のダンパーによって、快適な走りと俊敏性のバランスを維持するシステムです。
ホイールサイズは標準で17インチ。グレードやオプションにより17〜21インチまでの5種類が用意されています。
安全装備
安全装備は、エマージェンシーブレーキ、無意識に車線をはみ出すと自動的にステアリングを制御して車線内へ戻るようアシストするレーンキープアシスト、ドライバーの眠気や疲れの兆候を検知して休息を促すドライバーコンディションモニター、アクティブスピードリミッター付クルーズコントロール、フロント/リアパーキングエイドが基本。
オプションで、アダプティブクルーズコントロールや、ブラインドスポットアシスト、パークアシストや360°パーキングエイドといった先進の安全装備が用意されています。
走りの良さを予感させるスタイリングとインテリア。そしてパワフルで環境性能にも優れる3タイプのガソリンエンジンとトルクフルなディーゼルエンジン。路面状況に応じて最適な駆動力を確保する最新のAWDシステムなどなど、コンパクトなボディに魅力がたっぷり詰まったSUVが、ジャガー Eペイスなのです。