よく似ている初代と2代目ハスラーは、どこが違うの?

お気に入りの中古車一覧

SUVバイヤーズコラム

よく似ている初代と2代目ハスラーは、どこが違うの?

2020.10.24

■軽クロスオーバーSUVの決定打



よく似ている初代と2代目ハスラーは、どこが違うの?


2代目


スズキ ハスラー(HUSTLER)は、第1世代が2014年から2019年に販売、2019年にモデルチェンジをうけた現行モデルが第2世代にあたります。


アウトドアライフやアクティブなスポーツに似合う軽クロスオーバーSUVが開発コンセプトで、オフロード志向のクロスカントリーモデルで、トールワゴン的な居住性やユーティリティを生かすためのボックスデザインは、明確にコンセプトを反映させています。


もちろん雪道やオフロードの走破性も、従来の軽クロスオーバーSUV以上。


かわいいスタイルで、遊びに最適なクルマとして第1世代から大人気となりました。



■丸目で四角いスタイリングは継承すべきカワイイさ



よく似ている初代と2代目ハスラーは、どこが違うの?

初代


丸目ヘッドランプ、短いボンネットに箱型のボディというスタイリングが継承され、一見、なにが変わったの?と思わせるほど第1世代と第2世代のエクステリアは似ています。


これはメーカーの主力モデルでよく見られる手法で、ミニなどもそうですね(それだけスズキとしてハスラーのアイデンティティを重視しているということです)。


そうして全体感は変えずに、各部をオールNEWとすることで進化を明確にしています。


ざっくりといえば、全体に第1世代のほうが丸味を帯びたスタイリングで、第2世代は角ばって大きめな印象。


ですが、細部を見れば一目瞭然です。



よく似ている初代と2代目ハスラーは、どこが違うの?

2代目


たとえば、第2世代ではルーフが120mmも延長され、リアウィンドウを立てて、その結果Cピラー部にも窓が加わり、サイドウィンドウはシックスライトになっています。


また2トーンカラーでは、ルーフとCピラー部をガンメタやホワイトに塗り分けてワイルドにお洒落に演出。


丸目ヘッドランプも太いクロームのフチ取りが付き、3分割LEDリングも備わり、デザインが変わっているといった具合です。



■第2世代でホイールベースも延長、全高も少し高く



よく似ている初代と2代目ハスラーは、どこが違うの?


基本骨格となるプラットフォームは、第1世代がワゴンRと同じ新軽量衝撃吸収ボディー(TECT)。


第2世代は、新世代プラットフォームのHEARTECT(ハーテクト)に進化すると同時に、構造用接着剤、高減衰マスチックシーラー、環状骨格構造などを採用し、軽量・高剛性なボディになっています。


ルーフが延長され、室内空間を広く取りながら剛性アップできたのも、これらの新技術のおかげでしょう。


ボディサイズは、第1世代が全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,665mm、ホイールベース2,425 mm、最低地上高180mm(4WD:175mm)。


よく似ている初代と2代目ハスラーは、どこが違うの?


第2世代は、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,680mm、ホイールべース2,460mm、最低地上高180mmで、少し高く、ホイールベースが35mm延長されていますね。


これらのプラス寸法は室内空間の広さ、特に後席のレッグスペースの余裕に現れています。


サスペンションは第1世代がフロント:マクファーソンストラット、リア:リンク式リジッドアクスル(ITL=アイソレーテッド・トレーリング・リンク)で、第2世代はフロント:マクファーソンストラット、リアは2WDがトーションビーム(4WDはITL)になって、軽量化と乗り心地アップに貢献しています。



■室内のデザインは、大きく進化している



よく似ている初代と2代目ハスラーは、どこが違うの?


第1世代のインテリアは、明るく広さを強調したデザインでした。


インパネは、ボディカラーと同色、またはコーディネートされたカラーを大胆にあしらって遊び心を演出。


ドライバー眼前のスピードメーターは大きな丸型アナログタイプで、他にもエアコンルーバーリング、スピーカーリングなどにも、ヘッドランプとの関連性を想起させる丸型を採用しています。


シートのパイピングもボディカラーに合わせて、個性を発揮しています。


よく似ている初代と2代目ハスラーは、どこが違うの?


第2世代のインパネは、一転してボディ同色の3連カラーガーニッシュを採用。


ドアガーニッシュやシートのアクセントにも同様のカラーをあしらい、見た目の新しさと同時に楽しさを演出しています。


スピードメーターに組み込まれるマルチインフォメーションディスプレイは、カラー表示となり視認性を向上。


センターのナビも、新開発9インチメモリーナビゲーションとなり、Apple CarPlay、Android Auto、Smart Device Linkに対応するようになりました。



■パワートレインは、全モデルがマイルドハイブリッドに



よく似ている初代と2代目ハスラーは、どこが違うの?


第1世代のパワートレインは、ガソリン 0.66L 直3DOHC12バルブとインタークーラー付きターボで、駆動方式はFFと4WD、トランスミッションは5MTとCVTです。


当初CVT車(Aを除く)には、減速時に発電して2種類のバッテリーに充電し、発電負担を小さくするエネチャージを装備していましたが、2015年5月の改良でまずNAのCVT車がマイルドハイブリッドのS-エネチャージに、同年12月にはターボ車もS-エネチャージ(ターボ車の方がモーターアシスト領域が高い、85→100㎞/h)となりました。


第2世代は、ターボエンジンは変わらず、NAのみデュアルインジェクターを装備した新型ガソリン0.66L 直3DOHC12バルブに進化。


全モデルがマイルドハイブリッドのS-エネチャージで、駆動方式はFFと4WD、トランスミッションはCVTのみです。



■衝突被害軽減ブレーキはレーダーからデュアルカメラへ



よく似ている初代と2代目ハスラーは、どこが違うの?


安全装備は、当初レーダーブレーキサポートだった衝突被害軽減ブレーキが2015年の改良で、一部上級モデルにステレオカメラを使うデュアルカメラブレーキサポートを採用。


誤発進抑制、車線逸脱警報、ふらつき警報、先行車発進お知らせ機能、バックアイカメラなども装備します。


またAを除く4WD・CVT車にはブレーキ操作なしで約7 km/hの一定速度で下れるヒルディセントコントロール、車輪が空転したときにもブレーキ制御でグリップを回復するグリップコントロールも装備します。


よく似ている初代と2代目ハスラーは、どこが違うの?


第2世代の安全装備は、デュアルカメラブレーキサポートが進化し、標識も認識するものに進化。


また、リアに4つの超音波センサーが内蔵し、後退時ブレーキサポートを装備し、前進に加え後退でも誤発進抑制機能が働きます。


アダプティブクルーズコントロールはターボ車のみの設定ながら、車線逸脱抑制機能も装備されます。


いっぽう4WDにはヒルディセントコントロール、グリップコントロールが継続装備され、走行モードにSNOWモードが追加されました。


見た目以上に、第2世代は安全装備も快適性もボディ剛性も進化しています。


性能だけで選ぶなら断然第2世代ですが、エクステリアもインテリアもお洒落で、中古車の価格もこなれてきた第1世代も捨てがたい感じがします。


そういった意味で現在コスパに優れているのは、2015年12月発売以降のS-エネチャージとデュアルカメラブレーキサポート搭載した第1世代ということになりそうです。



最新のハスラー在庫情報を見る≫

SUVバイヤーズコラムの一覧に戻る

買取&下取強化中!
査定もお気軽にご依頼ください!

トップへ戻る