じつはライバル!?エクストレイルとヴェゼル

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じつはライバル!?エクストレイルとヴェゼル

2021.03.20

日産の大人気ミドルクラスSUV、エクストレイルと、ホンダのコンパクトSUV、ヴェゼル。


ともに2013年12月の発売以来、それぞれの市場を牽引してきた人気モデルとなっています。


ミドルクラスとコンパクトクラスでカテゴリーは異なるものの、飽きのこないデザインやハイブリッドモデルの設定、プレミアム感のある上位グレードを用意(エクストレイル=オーテック、ヴェゼル=モデューロX)するなど、人気の理由には共通点が多く、この2台を比較検討している人もいるようです。


そこで今回は、エクストレイルとヴェゼルを、さまざまな角度から比較してみたいと思います。



■じつは中古車市場では価格が拮抗している



じつはライバル!?エクストレイルとヴェゼル


3列シート7人乗りも選べる広々とした室内や荷室、防水シートや電子制御4WDシステムなどアウトドアレジャーに便利な機能が魅力で、ファミリーでのロングドライブやキャンプを楽しみたいアクティブなユーザーにおすすめの日産 エクストレイル。


コンパクトながら上手なパッケージングで日常での使い勝手に優れ、経済性でも有利なところから、普段のアシをメインに休日のドライブや買い物を楽しみたいという、シティ派のユーザーにおすすめなホンダ ヴェゼル。


新車ではコンパクトクラスのヴェゼルのほうが安価ですが、それぞれの中古車相場は


エクストレイル:約90〜330万円

ヴェゼル:約85〜320万円


と、かなり拮抗。


またボリュームゾーン(売れ筋)も


エクストレイル:約150〜240万円

ヴェゼル:約140〜220万円


と、おおきな違いはなく、その平均値はいずれも185万円前後となっています。


じつはライバル!?エクストレイルとヴェゼル


年式は2014〜2018年式、走行距離は1〜7万kmが中心ですが、ヴェゼルは幅広く分布しているのに対し、エクストレイルは2015〜2016年式が多く、それにともない走行距離も増えている個体が多い印象です。


走行距離の平均は、いずれも約3万5000kmです。


ちなみにエクストレイルは2017年にマイナーチェンジを実施し、内外装デザインの変更や安全機能を強化が。 ヴェゼルは2016年に先進安全運転支援技術「Honda SENSING」を採用し、2018年にはマイナーチェンジが実施されています。


185万円という平均価格で予算を組めるなら、マイナー後モデルでも十分に程度の良い個体が探せるでしょう。



■最大の違いはボディサイズ



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エクストレイルのボディサイズは、全長4,640mm×全幅1,820mm×全高1,715mm、ヴェゼルは、全長4,295mm×全幅1,770mm×全高1,605mmです。


エクストレイルはミドルクラスながら、普段使いで持て余さないちょうど良いサイズ感、ヴェゼルは狭い道でも取り回しの良いサイズです。


パワートレインは、エクストレイルが2.0L 直4ガソリンNA、そして2015年に同エンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドモデルが登場しました。


トランスミッションは全車CVT、駆動方式はFF(2WD)または、「ALL MODE 4×4-i」という電子制御システムを採用し、あらゆる路面での走行安定性を高めている4WDが選べます。


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ヴェゼルは1.5L 直4ガソリンNA、そして軽量コンパクトなワンモーター式の1.5Lハイブリッドシステムが用意されており、2019年1月には1.5L 直噴ガソリンターボモデルが追加されました。


トランスミッションはガソリン車がCVT、ハイブリッド車は7速DCTで、こちらも駆動方式はFF(2WD)か4WDを選択することができます。



■実際の使い勝手を比較



じつはライバル!?エクストレイルとヴェゼル


室内寸法は、エクストレイルが室内長2,005mm、室内幅1,535mm、室内高1,270mm。


ヴェゼルは室内長1,930mm、室内幅1,485mm、室内高1,265mmとなっています。


当然、ミドルクラスのエクストレイルのほうが広くなっていますが、ヴェゼルも後席に余裕がありロングドライブにも十分対応した広さが確保されています。


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ボディサイズの差がでるのは荷室容量で、エクストレイルは550L、ヴェゼルは393L。


ただし、荷室高で比較するとエクストレイルは840mm、ヴェゼルは830mmとほとんど変わりません。


じつはライバル!?エクストレイルとヴェゼル


じつはライバル!?エクストレイルとヴェゼル


ヴェゼルはホンダ独自のセンタータンクレイアウトを採用しているため、後席以降のスペースを有効に活用することができ、後席の広さや実用性の高い荷室高を実現しています。


この見た目以上の広さや使いやすさを感じるパッケージングの良さも、ヴェゼルの人気の理由でしょう。


対するエクストレイルは、初代から好評の防水シートや防水ラゲッジ、防水フロアが用意され、また3列シート7人乗りを選ぶこともできます。


アウトドア好きのアクティブなユーザーやファミリーでのドライブが多い方にはとても便利ですね。



■先進安全機能はどちらもMC以降がおすすめ



エクストレイルは発売当初、フロントカメラによる衝突被害軽減ブレーキをはじめ、踏み間違い衝突防止アシスト、車線逸脱警報、進入禁止標識検知をパッケージングした先進安全運転支援機能「エマージェンシーブレーキ パッケージ」をオプション設定していました。


その後2015年には全車エマージェンシーブレーキを標準装備、2017年のマイナーチェンジでは高速道路同一車線自動運転技術「プロパイロット」の設定や「インテリジェント パーキングアシスト」の性能向上、2019年にはプロパイロットや安全装備の一部性能向上、2020年にはセンサーにミリ波レーダーを追加することで安全性能を向上させています。


いっぽうヴェゼルは発売当初、レーザーレーダーを使用した低速域衝突軽減ブレーキ(30km/h以下で作動)と誤発進抑制機能をセットにした「シティブレーキアクティブシステム」をオプションで設定していました。


その後2016年には、ミリ波レーダーと単眼カメラを使用した先進安全運転支援システム「Honda SENSING」が設定されました。


こちらは5km/h以上で作動する衝突被害軽減ブレーキ、誤発進抑制機能、路外逸脱抑制機能、アダプティブ・クルーズ・コントロール、レーンキープアシストなどが含まれています。


また、2018年にはHonda SENSINGが全車標準装備となっています。


乗り出しに約200万円の予算を用意できるなら、エクストレイルは2017年のマイナーチェンジ以降のFFモデル。


ロングドライブが多いなど燃費が気になるのであればハイブリッドモデル、アクティブにアウトドアで使い倒したいというのであれば2017年以前の4WDモデル。


対してヴェゼルは、2016年以降のHonda SENSINGが搭載されたモデルを探すと良いでしょう。



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