【ステーションワゴン4WD対決】スバル レガシィアウトバックB-SPORT VS. VW ゴルフオールトラック
2020.05.12
スバル レガシィ アウトバック Bスポーツとフォルクス ワーゲン オールトラック。
生まれも育ちも異なる2台ですが、立体駐車場に入る高さのステーションワゴンでラゲッジスペースが大きく、4WDシステムには長い実績があるメーカーと、まさに好敵手の関係。
いずれも信頼感が高く、所有する喜びもあります。
もちろん最新のセーフティシステムも高評価。そんな2台をチェックしてみましょう。
■アウトバックはスバルらしいボクサー4WD
スバルのステーションワゴン4WDは、1972年に発売したレオーネ・エステートバンから始まりました。
以後は4駆のスバルとして信頼を確立し、1989年からのレガシィシリーズでもステーションワゴンが主流となっていました。
レガシィ アウトバックの日本デビューは1995年で、現行モデルは第5世代になります。
現行アウトバック Bスポーツのボディサイズは、全長4,820mm×全幅1,840mm×全高1,605mm(1,660mm:Xブレイク)、最低地上高200mm。 エンジンは、ガソリン縦置き水平対向4気筒DOHC16バルブ(デュアルAVCS:可変バルブタイミング機構付き)。
最高出力129kW(175PS)/5,800rpm、最大トルク235Nm(24.0kgm) /4,000rpm。
低中回転域が豊かでボクサーらしい鼓動感が味わえます。
トランスミッションは縦置きチェーン式無段変速機、リニアトロニック(MTモード7速)で、変速ショックがなくスムーズな加減速が特徴です。
フルタイム4WDシステムは、アクティブトルクスプリットAWDで、前60:後40のトルク配分を基本に走行状態に合わせて電子制御で可変させてくれます。
雪道やラフロードでブレーキや駆動力を最適とするX-MODE(2モード)も備えています。
これらはボクサーならではレイアウト(シンメトリカルAWD)で、エンジン、駆動系を左右対称で一直線に配置され低重心で重量バランスの良いものとなっています。
サスペンションは、フロントにマクファーソンストラット、リアにダブルウィッシュボーンという組み合わせ。
安全運転支援システムは、高評価を得ているアイサイトVer.3です(サポカーSワイド該当)。
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■伝統のゴルフの美点そのままのオールトラック
その昔、街にパンを買いにくのはFFのVW ゴルフで、週末に出かけるのはFRのメルセデスなんて言われていました。
コンパクトなFFモデルのゴルフに4WDが加わったのは、ゴルフⅡ(まだ丸目の第2世代)をベースにしたシンクロで、1985年9月に発表。
シンクロは量産市販車初のビスカスカップリング機構を採用した4WDでした。
そしてシンクロをベースに車高を上げ、フロント・パイプバンパー、オーバーフェンダー、リアドア外のスペアタイヤなどを装備したカントリーが誕生しました。
ボディサイズはFFモデルより、これらの装備でほんの少し長く、幅広く、高くて最低地上高も190㎜(+15㎜)。
これが現在のオールトラックのルーツです。
現在、日本国内で販売されているオールトラックは、第7世代がベースで、全長4,585mm×全幅1,800mm×全高1,510mm、最低地上高165mmと、アウトバックBスポーツより少しショートです。
エンジンは、ガソリン1.8L 直4 DOHC16バルブターボで、若干ですがロングストロークです。
最高出力132kW(180PS)/4,500~6,200rpm、最大トルク280Nm(28.6㎏m)/1,350~4,500rpm。
可変バルブタイミング機構付きで、ブレーキング時にバッテリーに充電する回生ブレーキシステム、アイドリングストップ機能も装備します。
トランスミッションは湿式多板デュアルクラッチの6速で、変速はとても小気味良くスポーティです。
フルタイム4WDシステムは、第5世代ハルデックスカップリング油圧クラッチ(前後の駆動伝達を繋ぐ)を持つ“4MOTION”で、前後軸の駆動トルクを100:0~50:50の範囲で電子制御してくれます。
なので街乗り、高速道路、ラフロードなど、どんな路面や走行状況でも安定性やハンドリングが良いことが特徴。
文字通りオールトラック=全走路対応です。
サスペンションは、フロントにマクファーソンストラット、リアは4リンクで、前後スタビライザー付き。
安全装備はプリクラッシュブレーキシステム“Front Assist”(歩行者検知対応緊急ブレーキ)を装備してサポカー該当です。
■ステーションワゴンSUVなら立体駐車場もOK
ステーションワゴンSUVの良いところは、乗り心地が良く、ハンドリングもスポーティにも走れるドライビングファンがあることです。
乗用車から発展しているので、走りに関しては妥協がないのです。
さらに取り回しが楽で、全高が低いので立体駐車場が使え、ルーフ上にボックスを装着した場合でもアクセスしやすいこと(車高が高いSUVだと踏み台が必要です)。
ヘッドクリアランスはセダンと同等ですが、2台ともに居住性に優れ、派手でなく真面目に作り込んである仕上げにも好感が持てます。
これは、両メーカーの気質でしょうね。
またラゲッジスペースがとても大きく、後席シート通常使用時で、アウトバック Bスポーツが559L、オールトラックで605Lと、車高の低さ(アイポイントの低さ)とヘッドクリアランスを除けば、クロスオーバーSUVに劣る部分はそれほどありません。
現在、世界中でステーションワゴンSUVは人気上昇中で、普段からお洒落に乗れるSUVとして今後さらに増えていきそうです。
■オールトラックと同じ金額ならアウトバックは最上級グレードが買える
価格は、VWが外車にしてはお手ごろとはいえ、やはり同グレードの国産車よりやや高めです。
シリーズ標準仕様のアウトバック Bスポーツが341万円であるのに対し、オールトラック TSI 4モーションは、376万9000円。
なのでVWオールトラックと同価格ならアウトバックだと最上級グレードのアウトバック リミテッド(363万円)が買えてしまいます。
どちらも良いクルマなので、判断は難しいところですが、アナタならどちらを選びますか?
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