『サイズ別、おすすめ中古SUV』

クルマの購入を検討する際、スタイリングの次に気になるのはボディサイズです。

車庫の大きさ、おもな愛車の使い方、よく使う道路の幅や交通事情といったことを加味して、クルマ選びを行っている人は多いでしょう。

たとえば、狭い車庫に買い物や近場の通勤なら軽自動車かリッタークラスのコンパクトSUVがベストですし、通勤のアシに使いながら休日は2人もしくは3人でドライブに行くならコンパクトクラス、ファミリーでのドライブに使えるファーストカーならミドルクラス、ときには家族＋友人を乗せて移動もあるなら7人乗りのSUVと、そのときどきで選ぶクルマは変わるもの。

ここでは、そんなボディサイズに着目して流行りのSUVを紹介しましょう。

■サイズも燃費も経済的な軽SUV

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日本で一番人気のあるカテゴリーは軽自動車ですが、その人気のほとんどは室内の広いトールワゴン(背の高いワゴンスタイル)に集中しています。

しかし2014年にスズキ ハスラーが登場して以来、軽クロスオーバーSUVは独身者を中心に普段、愛車を1人で使っているユーザーに人気です。

初代ハスラーは角の取れたスクエアなフォルムに丸目のヘッドライトをあわせたレトロフィーチャーデザインのボディに、大きめのタイヤと180mmの最低地上高をあわせることによって、軽自動車にSUV旋風を巻き起こしました。

ワゴンRをベースにしているだけあって、室内は思った以上に広く、一般的なトールワゴンと同等。

それでいて、雪国やアウトドアでも活躍できる車高は、SUVを選ぶユーザーにとって魅力でした。

2020年1月には2代目にフルモデルチェンジ。

初代を踏襲しながらも、さらに遊び心のあるクルマへと進化。

ハスラー全般の中古車相場価格は、約50万円〜200万円です。

その他、軽SUVには、ハスラーの成功を見てダイハツが2015年に市場投入したキャスト アクティバと、新しいSUVとして2020年にデビューしたタフト。

本格クロカンSUVとして人気のスズキ ジムニー。

ミニバン＋SUVのデリカD:5を彷彿とさせるスタリングも魅力の三菱 ekクロスなどがあります。

■毎日のアシにも使えるリッタークラスSUV

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リッタークラスでいま一番の注目株は、トヨタ ライズです。

ダイハツ ロッキーのOEM車でもあるライズは1.0LクラスのクロスオーバーSUVで、コンパクトで取り回しがよいこと、見晴らしの良いヒップポイントで運転がしやすいこと、最新の予防安全運転支援機能が充実していること、見た目以上に後席の居住性が高いといった理由から人気となりました。

小さいボディには、SUVらしい力強さがうまく表現されており存在感もありますし、室内にはスマホに対応した9インチディスプレイオーディオやLEDデジタルスピードメーターなど、先進性を感じさせる機能もきちんと備わっています。

中古車相場価格は約150万円〜270万円です。

その他の注目は、スズキのクロスビーやイグニス。

後席の居住性や使い勝手にこだわらないのであれば、ジムニー シエラも面白い選択です。

■世界的に人気のコンパクトクラスSUV

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コンパクトSUVは日本のみならず、世界的に見ても人気のカテゴリーです。

そのなかで注目は、ホンダ ヴェゼルです。

日本の道路環境に適したコンパクトサイズで、デザインはスタイリッシュなクーペスタイル。

それにもかかわらず後席も十分な広さがあり、ラゲッジスペースもたっぷりで、日常使いやロングドライブでも申しぶんのない性能を備えています。

2013年の登場以来、つねにSUV販売台数ではトップを争う実力派のパワートレインは、1.5L 直4ガソリンと1.5Lガソリンターボ、ハイブリッドが用意されます。

中古車相場価格は、約100万円〜300万円です。

人気カテゴリーだけにライバルも数多く、前述のトヨタ C-HRをはじめ、マツダ CX-3、日産 ジューク、三菱 RVRなどがあります。

■ファーストカーとしても十分な存在感。ミドルクラスSUV

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ファミリー層にとって気になる存在が、ミドルクラスSUVではないでしょうか。

このクラスは、使いやすくて実用性も高い、バリエーションも豊富な日産 エクストレイルがオススメです。

現行型エクストレイルは2013年に登場。

パワートレインは、2.0LガソリンNAに加え、2015年にハイブリッドモデルも発売され、それぞれに2WDと4WDがあります。

スタイリッシュなアーバンデザインのボディには、2列シート5人乗りのほかに、3列シート7人乗りもあります。

都会で乗ってもおしゃれですし、ウリでもある撥水ラゲッジや防水シートがあれば、アウトドアレジャーも気兼ねなく楽しめます。

中古車相場価格は約90万円〜350万円です。

おもなライバルは、マツダ CX-5、トヨタ RAV4、ホンダ C-RVなど。

高級プレミアムクロスオーバーが好み　なら、トヨタ ハリアーやレクサス RX、さらには輸入車という選択肢もあります。

■大人数での移動もできる。7人乗りSUV

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ミニバンからの乗り換えを検討している方が、おおいに気になるのが7人乗りのSUVです。

雪道や砂利道などはものともせず、4人家族を余裕で乗せることができるほか、いざというときにはサードシートをつかって大人数を運ぶことができる7人乗りSUVは、シート配列が3列なので、それなりのサイズはありますが、普段使いからアウトドアレジャーまで活躍するマルチな性能を備えています。

国産ではまだマイナーな存在ですが、SUV人気が続けば、今後ラインアップが増えそうなカテゴリーです。

そのなかで注目は、トヨタ ランドクルーザープラドです。

日本の道路事情でも使いやすいサイズに、ランドクルーザー譲りの高い悪路走破性、ランドクルーザーにはないディーゼルの設定など、SUVならではのパッケージングと性能が味わえます。

またサードシートは、スイッチひとつで格納することができ、使用していないときは広々としたラゲッジスペースを確保できます。

オフロードのワイルドな雰囲気だけでなく、都会でも映えるダイナミックなスタイリングですし、内装もモダンで上質な空間に仕上げられたランクル プラドの中古車相場価格は約180万円〜590万円です。

他には、マツダ CX-8やレクサス RX 450hL、トヨタ ランクルなどがあります。

SUVは大きくて乗りづらそう、というイメージを持つ方もいるかもしれませんが、実際はヒップポイントが高いので見晴らしが良く、運転もしやすいのが特徴です。

また安全性能も高く、装備も充実していますからお得感もあるでしょう。

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