「ちょうどいい」が進化した2代目ホンダ フリードとは?
2020.05.26
ホンダのちょうどいいミニバンフリードは、ファミリー層に人気のクルマです。
取り回しのしやすいサイズに、さまざまな使い方が可能な高いユーティリティ性能を持つ2代目 ホンダ フリードを解説します。
■ちょうどいいボディサイズ
2代目フリードのボディサイズは、全長4,265mm×全幅1,695mm×全高1,710mmで、ホイールベースは2,740㎜。
居住空間を犠牲にせずに、取り回しのしやすい5ナンバー枠となっています。
スタイリングは、大きすぎず小さすぎず、機能が詰まった凝縮感と走りを予感させる塊感によって構成され、いい意味でコンパクトミニバンらしくないもの。
さらに、ある特定の方向性を強調するのではなく、より多くの人に気に入ってもらえるフロント。
伸びやかさのあるサイド。
機能性とパーソナル感を表現したリアビューなどによって完成されています。
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※価格は支払総額
■大人が快適に過ごせるスペースを確保
室内の居住空間は、先代のフリードとホイールベースは変わらず、90mmのヒップポイント間距離を拡大するとともに、2列目のスライド幅を120mm拡大。
1列目から3列目まで大人が快適に座れるスペースを確保しています。
インテリア(内装)カラーは、ベージュ、モカ、ブラックの3種類を用意。
手触りの良いファブリックシートは、色の異なる糸をミックスすることにより、見る角度で表情の変わるストライプ柄と、汚れの目立ちにくいシート表皮を作り出しています。
さらにインパネトレイ、コンビニフックやセンターテーブルなど、隅々まで気配りのきいたユーティリティとなっています。
シートアレンジは、1列目と2列目、2列目と3列目でのアレンジが可能。
フラットに近い車内で寝転んだり、大きなラゲッジスペースを作り出したりと、乗車人数や荷物によってさまざまな使い方が可能です。
リアハッチの開口部は、最大幅1,080mm、最大高さ1,255mmと大型。
開口部地上高も335mmと、荷物の出し入れも容易になっています。
■ハイブリッドとガソリンの2種類を用意
エンジンは1.5L ハイブリッドと、1.5L ガソリンの2種類。
ハイブリッドのスポーツハイブリッドi-DCDは、最高出力81kW(110PS)/6,000rpm、最大トルク134Nm(13.7kgm)/5,000rpmを発生。
モーター内臓の7速DCTを組み合わせ、JC08モード燃費は27.2km/Lという、低燃費かつパワフルなエンジンになっています。
もうひとつのパワートレインは、最高出力96kW(131PS)/6,600rpm、最大トルク155Nm(15.8kgm)/4,600rpmの1.5L i-VTECで、JC08モード燃費は19.0km/Lです。
サスペンションには、フロントにマクファーソンストラット式、リアにトーションバー式(4WDはドディオン式)を採用。
リアサスペンションとリアサスペンション取り付け部の剛性を高めることにより、トー変化を抑制しています。
これにより、高速道路でのレーンチェンジなどでも安定感と安心感が高まっています。
■ホンダ・センシングを搭載
ホンダの先進安全支援システム、ホンダ・センシングは、衝突軽減ブレーキ、歩行者事故低減ステアリング、アダクティブクルーズコントロール、車線維持支援システム、路外逸脱抑制機能、誤発進抑制機能、先行車発進お知らせ機能、標識認識機能をセットにして、予防安全システムは十二分に搭載されています。
万がいちの際にも、前面と後面には衝突エネルギーを効果的に吸収する構造を採用しており、側面ではボディ骨格を見直し、高剛性のクロスメンバーが乗員の安全を確保しています。
■2019年10月にマイナーチェンジ
2019年10月にマイナーチェンジを受け、エクステリア(外装)、インテリアデザインを改良、精悍で落ち着きのあるシンプルなデザインに磨きをかけるとともに、クロスオーバースタイルのクロスターを追加しました。
また、ホンダ・センシングを全タイプに標準装備とし、新たに後方誤発進抑制機能を追加。
アダクティブクルーズコントロールの制御はより自然に、加減速時のスムーズなフィーリングを熟成させています。
コンパクトななかに、様々な工夫が凝らされたホンダ フリードは、クルマの質感を下げることなく利便性を向上させた、かゆいところに手が届くミニバンなのです。